※HP掲載のサークルレベルの記事に手を加えてお届けしています。
※HPの連番とは異なります。
012 ルンバのテンションを知りたい その2
今回は、相手から離れて行く時のテンションについてです。
これはオープン・ヒップ・ツイストの1~2歩目の動きに使われます。
さっそく実験に取り掛かりましょう!
【実験2】
柱の角かどこかに指を引っ掛けて、足は動かさず、下の①~③の方法を試してください。
倒れる心配のない所でやってください。すぐ傍にあるからと言って、冷蔵庫とか茶箪笥のような固定していない所はダメです。おじいちゃん、おばあちゃんもダメ。
①肘に力を入れながら倒れる。
②肘が伸び切る所で急に肘に力を入れる。
③柱を引っ張らず、腕の力を軽く抜いて、ゴムが伸びる感じでバランスを取りながら体を倒していく。
◇ ◇ ◇
3通りの方法で実験をしましたが、
①の方法だと、肘が伸びないので、ただ体が傾くだけですね。ですから、こういう感じでオープン・ヒップ・ツイストの1歩目(女性右足)を後退すると、相手を完全に引っ張っりながら倒れるので、良い方法ではありません。
②の方法も「引っ張る」動作です。1歩目で自分が危くなるので、急に相手を引っ張る女性はたくさんいますが、これも好ましい踊り方ではありません。
③の方法が相手と離れていくときに使うテンションです。
こうすれば、腕が伸びきる所にきても、「腕が柱を引っ張っている感じ」はなく、「柱と体が釣り合っている感じ」になることができます ― そこが、オープン・ヒップ・ツイスト1歩目(女性右足後退/男性左足前進)に乗り切ったときの感じです。カウントならば、2&の&の所です。
「引っ張る」のは、なぜ良くないのでしょう?
それは相手を考えていない自分だけの動きの気がしませんか?
では、「引っ張る」のがダメなら、何をすればよいのでしょう?
それは相手と一緒に行なう、「引き合う」動作なのです。
家で練習して上手になってしまえるのですから、楽しいですね!
次回は、練習方法のアイディアを紹介しましょう。
ハッピー・ダンシング! Makoto Kammoto