Earth tribes 撮影ツアー Vol.6 | 屋久島ソウルナビゲーション 「Earth tribes」

屋久島ソウルナビゲーション 「Earth tribes」

"太古の息吹を、五感を使って感じてみませんか?!”
太古の森の中を歩いたり、綺麗な海や渓谷で泳いだり、満点の星空の下で寝転んでみたり、火を囲んで踊ってみたり、海亀の産卵を見に行ったりと心も体も解放させる参加型の体験ツアーです。
   

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わたりがらす放浪記

<たくさんの人たちが屋久島を訪れて欲しいので広めて頂けると嬉しいです>








  屋久島でもさすがに肌寒い秋の季節となって来ました。


森の木々もすっかりと紅く色づき 今日は紅葉山歩き日和

 


わたりがらす放浪記

それでは太古の森へ、さっそく歩き出そうか?!


わたりがらす放浪記

今回は久々に有名どころ白谷雲水峡へ。


かなり久々に来たけど改めていい森だな~って感じた。


わたりがらす放浪記

雨上がりの森は最高に気持ちがいい


歩いていてもいつもどこからか水の流れる音がしてくる。


屋久島に来てから僕はずっと足袋(たび)を履いて森を歩くようになった。


それは足袋はトレッキングシューズに比べて根っこや地面を痛めにくい。


そして足袋の方が大地を歩く時の感触が素足に近いから


出来ることなら森の中はいつも裸足で歩いていたい。


1、2時間くらいの人気が少ないコースなら僕はいつも裸足で歩くようにしている。


そういった感覚はいつまでも忘れずにいたいね。

 

わたりがらす放浪記

今回のお客さんは昔からの友達 なみちゃん。


僕が写真家として駆け出しだった頃、東京 代々木上原にあるルヴァンという天然酵母のパン屋さんでやった写真展で出逢ってからの繋がりだ。


こうして屋久島まで逢いに来てくれることが本当に嬉しい。


今や撮影ツアーも口コミから確実に広がって大好評


最近ではほとんどの人が撮影ツアーとしてガイドを頼んでくれる。


これが最も自分らしいガイドだし、お客さんも出来上がって送られてくる写真を見て心から満足してくれる。


みんな遠くから屋久島まで来てくれてほんとにありがたいことだね。


わたりがらす放浪記

上の写真の「くぐり杉」、くぐって裏から見てみるとこんな感じ


このように根元がぽっかりと空いている木は、以前そこに倒木や岩があった証拠。


その倒木の上に新しい命が芽吹き、それが根を分けてこのように大きく成長していった。


そしてその倒木は長い年月をかけて朽ち果ててやがて大地へと還っていった。


その倒木があったとされる場所が今はぽっかりと空いてこのような形になっていった。


一本一本の生きてきた軌跡(奇跡)に想像を巡らせていく。


それは果てしなく長い悠久なる時を森と共に旅しているようでおもしろい。


そしてこのように独創的な形の木はほとんどの場合、ヤマグルマが一枚も二枚も噛んでいることが多い。


わたりがらす放浪記

穴があったら入りたい病のハイリタガール なみちゃん


なんにでも興味津々、自分で見るまでは納得出来ない。


足下の根っこや苔に細心の注意を払いながら中に入ってみるとそこからはまた違った世界が見えてくる。


木の中に入ってみるととってもあたたかいエネルギーに包まれ、幸せな気持ちになってしまう。


木はいつも僕たちに安らぎと幸せを運んでくれる。


わたりがらす放浪記

屋久島の森にはこういった中が空洞化した切り株や巨木がた~くさんある。

いずれこの木も朽ち果てて大地へと還っていくのだろう。

わたりがらす放浪記


シーズンの溢れるような人の波も過ぎ去って、ようやくこの森も本来の静けさを取り戻しゆっくりと自分のペースで歩けるようになった。


“感じる”ということに重点を置いて歩くEarth tribesツアーでは、この自分のペースで歩くということをとっても大切にしている。


だからか僕はガイドでありながらそのほとんどの時間を一番後ろを歩くことでその人にとって心地いいペースを引き出すようにしている。


さらに撮影ツアーの時は、森に入る前に伝えることは

“森の中では自分の物語りを生ききって下さい”

僕もファインダーを通して完全に自分の世界に入ってしまう。


お互いが自分の物語りに入り込んでいる時、凄い作品が生み出されるということを僕はアフリカでずっと“人”を撮り続けてきた経験から分かっている。


お互いが自分の世界を生きているだけなのに、目に見えないところで共鳴し合い、影響し合って、それはやがて森や大地や精霊も巻き込んで高まり合っていく。


それは前回書いたクンルンネイゴンの求める世界に通じるところがあるような気がする。


わたりがらす放浪記

この森にいると自然の圧倒的な迫力を前に、人は自分の小ささを感じてしまう。


それでいい。


ちっぽけだからこそ僕たちはお互いに求め合い、自然と共に生きる道を歩んできた。


太古の昔から僕たちは森によって生かされてきたんだ。


しかし人間中心に生きてしまったこの現代社会は、あらゆるものに宿りし大いなる存在という心のよりどころを忘れ、目に見えるものにしか価値を置かなくなってしまった。



この島では今でもしっかりと山岳信仰が息づき、山は信仰の対象として人々の生きる支えとなっている。


そしてすべての生きとし生けるものに魂は宿り、あらゆるものに神様が宿っている。


人も自然も動物も、大地を吹き抜けていく風さえもすべてが等しく共生し完全なる調和を保って生きていけるはずなんだ。


人がそれを思い出す時、僕たちはこの星でとても小さな存在だけど同時に無限の可能性を秘めた大いなる宇宙と再び同調することが出来るのだろう。


僕たちは森(神)から離れては生けてゆけない。


一人一人がそのことを思い出して欲しいんだ。


そうすれば自ずと今僕たちの進むべき道は分かってくるだろう。


わたりがらす放浪記

僕が大好きな大きな木(聖老)


この木の中に地下都市への入り口があるかも.......


そしてここから太鼓岩まで上り坂が続く。


僕はここから太鼓岩までの数百mをなるべく一気に駆け上がってもらうようにしている。


それは小さいながらも山の頂に登るという達成感をみんなにも感じてもらいたいのと、息を切らし汗ばんだ体を吹き抜けていく風が最高に気持ちいいから


それは体感した人じゃないと分からない何にも代え難い開放感がある。


わたりがらす放浪記

あの光の向こうに僕たちが目指す美しい世界が待っている。


わたりがらす放浪記

やっほ~~~~~~い、太鼓岩に到着~~!!


この日は少し雲があったとはいえ遠方に九州最高峰の宮之浦岳や第2高峰の永田岳を望み、目の前には紅葉に染まる壮大な美しい森が広がっていた。


すぐ足下ではトンビが大空へ向かって羽ばたいていく。


ここでは鳥の目線になって大地を見渡すことが出来るんだ。


わたりがらす放浪記

ここで遅い朝ご飯


バーナーでさっき汲んだ湧き水を沸かし、あたたかいカフェオレをいれ、ほっと一息。


朝早く出発しているのでこの時点でまだ8時半、一日が本当に充実している。


夏場だと森に入った後で渓谷で泳ぎ、夕陽に照らされた海で浮かぶ。


それが自然な流れとして出来ちゃうから屋久島恐るべし。


さてお腹も落ち着いたことだし、後半戦スタート


いざっ原生林の森へ


わたりがらす放浪記

雲の間を縫ってお日様が顔を出し始めた。


陽が入ってくると森はまた全然違った顔を僕たちに見せてくれる。


わたりがらす放浪記

あらゆるものがキラキラと輝き始め、そこら中に虹が架かって七色の光の世界へと僕たちをいざなってくれる。


わたりがらす放浪記

先ほど見た場所なのに陽が入るとまた全然違った表情を見せてくれる。


それがこの森を撮っていておもしろいところ。


基本僕は今までエチオピアを始め、世界で“人”だけを撮り続けてきた。


それは人がその時の環境や状況、そして撮る側撮られる側の心の状態によってさまざまな表情を見せてくれるから。


そして最終的に、それは僕の心の中にすべてあるのだということに気が付いた。


自分の心を磨いて綺麗にしていけばいくほど、目の前に写し出される世界は輝きを増し人々の笑顔は澄んでいった


わたりがらす放浪記

だからこそ人を撮っていることが何よりもおもしろかった。


でも屋久島に来てそれは人だけじゃなく森も太陽も風さえも自分の心の状態によって世界はさまざまな表情を見せてくれるということを再確認させてもらった。


だからこそ同じ森は2度となく、いつ入っても全然違った世界を僕に見せてくれるんだ。


“すべては自分の中にある”


自然はいつも僕に大切なことを思い出させてくれる。


わたりがらす放浪記

森が僕の心を綺麗にし、綺麗になった僕の心がまた綺麗な森を創造していく。


カタカムナで言うところの“アマウツシ”の世界

わたりがらす放浪記

生きているうちにこういった心から美しいと思える景色にどれだけ出逢えたかが人生を彩り豊かなものへとしていくのだろう。

わたりがらす放浪記

雨などにより土壌が流出し根っこが剥き出しになっている。


この一本の木を支えるためにこれだけ多くの根っこが地面に張り巡らされていた。


天高く聳え立つ大木ほど地深くまでしっかりと大地に根を張って生きている。


わたりがらす放浪記

“グラウンディング”


今僕たちに必要とされているのは大地にしっかりと根を張って生きていくこと


さすれば突風が吹こうが豪雨に曝されようが動じることのない大木へと自ずと成長してゆけるのだろう。


そして大切なことは何気ないふとした日常の中にあるもの。


今目の前に起こる出来事に精一杯の心を込めてやっていきましょ。


わたりがらす放浪記

木のトンネル


自然が造り出すアートには誰も適わない。


歩いているだけで心がうきうきわくわく、自然に子供心へと帰ってしまう。


このトンネルを抜けると、この木の全貌が見えてくる。


わたりがらす放浪記

 “龍神様”


この聖老、凄いよね~!!


この隆々しい太ももの筋肉に、大地をわしづかみにしてしまうこの爪、この裂けんばかりに開いた顎で噛み付かれたら人間なんてひと溜まりもない。


絶対真夜中になると動き出して、大地を翔け天空を自由に舞っていることだろう。


僕のだ~い好きな龍神様の木


今日もほんとに良き森でした。


わたりがらす放浪記

最後は山から下りてきてここでちょっと遅いお昼ご飯


帰りに温泉入って恵美香と愛虹香も合流し、みんなでIORAのLiveへ。


わたりがらす放浪記

もうみんな大盛り上がりで最後には踊りまくり。


初めて聞いたけどIORA最高に良かった、超オススメです。


今日も一日極楽様、あ~~楽しかった。


明日はどんな一日が待っているのか、わくわくどきどき楽しみだ!!











 虹Earth tribesリトリートツアー&撮影ツアーの詳細はこちら虹

http://ameblo.jp/watarigarasu163/entry-10950119212.html

この「泊まりがけ黒味岳撮影ツアー(http://ameblo.jp/watarigarasu163/entry-11065227738.html)」は、巨木のたたずむ 苔むした森から始まって日本最南端の高層湿原、そして木の生育を拒むヤクザサ帯を通って360度この屋久島を見渡せる大パノラマの黒味岳山頂と、高度に よって刻々と姿を変えていくさまざまな自然の景色を全身で感じることが出来るEarth tribesのイチオシのツアーです。



       秋の屋久島は紅葉が綺麗で山歩きには一番いい季節。

       たくさんの人が屋久島に来てくれることを願っています。

        








★鈴木洋見(Dai)公式ホームページ↓ 
    ( http://www.watarigarasu.org  
世界放浪の時の写真や文章、スーフィー巡礼からキックボクシング時代の写真なども載っていますので是非覗いてみてください 
   

        Bringer  of  the  light         Dai