感性はヒトそれぞれである 『CLANNAD』(PS3版) | 気ままにゲームの話

感性はヒトそれぞれである 『CLANNAD』(PS3版)



初めてのkey作品
名作というのでプレイしてみた

■概要


ジャンル恋愛アドベンチャー
プレイ人数1
対応映像出力480p,720p
必要HDD容量3800KB以上
データインストール容量2120MB以上

2004年にPC(全年齢対象、ボイス無し)で発売し
ボイスが追加され様々なコンシューマ機でも展開されている
2007年にはTVアニメ化もされた作品

■ストーリー
「はぁ」
ある地方都市の丘の上に建てられた高校
校門へと続く長い坂道を前に、その日、3年生になったばかりの主人公「岡崎朋也」はためいきをついた

「はぁ…」
別のためいきに振り返ると、同じ3年生の、だけど見慣れない少女が立っていた
彼女の名は「古河渚」

初対面の2人は、ほんの少し言葉を交わしただけで、お互いが少し救われた気持ちになり、一人では登れなかった坂道を上がり始める…
そこから始まる物語はその町で暮らす人々を温かく包み込みながら、未来へと続いて行きます
(公式サイトより)

■動画
坂上智代、伊吹風子ルートのプレイ動画
現時点で最長シリーズになった



再生リスト
https://www.youtube.com/playlist?list=PLsGtyGCcD-Z10QiEo25nZysls1-thfgxn

■感想
トロコンまでやった感想、今回はネタバレありで書かせてもらおう
あくまで"個人の感想"ということを理解ほしい
そしてCLANNADファンは見ないほうがいいと先に言っておく

まず最初に言いたい
長過ぎなんだよバーーーーーーーーーーーーーカ
ダラダラ物語進行しやがってよ
終わるまで2ヶ月以上も掛かったんだぞ
何度早く終わってくれと思ったか・・・正直苦痛だった
選択肢はムダに多く、難易度が高いので攻略サイト必須
自力でクリアしようものならもっと時間が掛かっただろう

以下主要キャラ、ルートの感想

●古河渚
本作のメインヒロイン
「ふるかわ」なんだけど毎回「こが」と読んでしまう
好きでも嫌いでもなく、興味が湧かなかった

・ルート感想
演劇部の話だったっけ?くらいしか記憶してない
まぁ興味ないから仕方ない
古河の両親がいい人だというのは覚えてる

●藤林杏
嫌いの部類に入るキャラ
バイクで轢き逃げしててドン引き
岡崎が轢かれるのはいいとして
通行人を轢いて「あとはよろしく~」はないだろ
いくらゲームでもコレはちょっと・・・

・ルート感想
妹・藤林椋との三角関係
椋に告白されて岡崎は付き合うが、杏のことを好きになっていくという展開
岡崎が二股してるクズにしか見えなかったな
杏も自分のキモチを抑えて岡崎と椋の仲を取り持っていたのに、キスの練習しようとか言い出すし

椋ルートは杏ルートから分岐するカタチで存在するが、あっさり終わる短さ
まるで杏ルートのバッドエンドみたいな感じで可哀想
でもサブキャラのルートでは、ある男と再会した翌日に
そいつと付き合うとか言っててワケがわからなかった
共通ルートや杏ルートの岡崎好き好きオーラは何だったんだ?
椋は杏ルートで三角関係やるために必要だったってだけのキャラなのかなと思った

●一ノ瀬ことみ
天才なのにアホの子
なんでやねんの人
過去に両親を飛行機事故で失っている
小さいころに岡崎と遊んでいたが岡崎は覚えていない

・ルート感想
泣きはしなかったが良い話だったな、伏線の回収も上手くまとまっていた
このルートの岡崎はことみの為に頑張っていたので好印象

●坂上智代
家族の問題でムカシは荒れていたが
学校の桜並木を残すため、生徒会長になれるよう頑張っている
キャラとしては好きだがルートは微妙

・ルート感想
不良と生徒会長のお話
岡崎には頑張る姿勢を見せてもらいたかった
周りの目が厳しくなることくらい少し考えれば分かることだろうに
一度別れて1人で目標を達成した智代が
色んなモノを捨てて岡崎のトコロに戻ってきて終わり

岡崎なーんもしてない
別れて距離を置いている間も就活すらせずダラダラと過ごしてた
悪友の春原でさえ染めてた髪を黒くして就活してたというのに・・・
最初にプレイしたのがこのルートだったので岡崎=クズというイメージが強くなった

●伊吹風子
2年前事故に遭い、意識不明の状態で病院にいるが
生霊(?)となって学校に現れる
姉の結婚を祝ってもらいたくて
木彫のヒトデを造り、いろんな人に配り回っている

・ルート感想
風子との掛け合いで笑い
ひたむきに頑張る風子とそれを支える岡崎達にココロ打たれ
最後は想いが届き涙したルート
オレの中でのメインヒロインは風子だった

・好きな場面
風子へのイタズラ「脱皮しました」「女になりました」
風子のことを忘れてしまったハズの春原が「風子ちゃんも言ってやってくれよ」からの会話
結婚式で生徒たちに見送られるトコロで「毎日が・・・ヒトデ祭りでした」からの流れ

●AFTER STORY
主要5人+サブキャラ5人をクリアすると入れる
古河渚ルートの後日談にあたるルート

・ルート感想
興味のないヒロインと岡崎のクズっぷりのせいで全く感動できなかった・・・あとムダに長い
渚が出産したときに死んでショックなのはわかるケド
渚の両親に産まれた子供(汐)を預けて岡崎は酒、タバコ、パチンコって何コイツとドン引きした
向こうから一週間に一度会いに来てくれるって自分からは会いにも行かねーのかよ
開いた口が塞がらなかったな、しかも5年もの長い時間だぞ?
渚の両親優しいにも程があるだろ・・・

その後、渚の両親の画策で汐と二人きりの旅行をして
そこで待っていた岡崎の祖母から父親が絶望しながらも
必死で岡崎を育てたハナシを聞いて改心する(展開が急すぎるが)
岡崎は大嫌いな父親以下のことをしていたとココでようやく気づく・・・遅すぎだろ
父親と和解して汐と一緒に暮らし始めるのは良かったケド

この後は首を傾げる展開で
汐も渚のような原因不明の高熱発症

面倒を看るために仕事を辞める

パチンコなどで散財していたため預金が少ないのに
渚の両親からのお金の援助を断る

お金が無くなってきて
これからどうなるんだろうと言い出す

高熱が続いて寝込んでいるときに
岡崎「また旅行しような」→汐「今行きたい」とワガママを聞いて外に連れ出す

具合が悪化して汐が息絶え絶えになり
雪が降る街で抱き合ってたら幻想世界に移って少女が「光の玉を集めて」

END

ちょっとワケわからない展開で混乱した
ポカーンとしちゃったもん
幻想世界の少女が汐でロボットが岡崎なのは分かったケドさ

光の玉を全部集めてやり直すと出産シーンで渚が死なずに
何事も無くハッピーエンドで終了
街の思いだの平行世界だとか奇跡だとかそういうのは置いておくとして
2ヶ月頑張ってプレイした終わり方がコレで「は、はぁ・・・」としか言えなかった
これなら春原とのホモルート(バッドエンド)の方が好きだぞ

AFTERで良かったトコロは父親との和解と意識不明から回復した風子かな
風子とのやり取りがなんか懐かしくって嬉しかったよ

●総括
長すぎてダレる
岡崎がクズで感情移入し難い
風子ルートだけなら良ゲー
全体でみると凡ゲー

ちゃんと理解し、考察すれば分かるとか言われるだろうケド
そこまでする程ハマれるゲームでは無かったな
key作品をプレイするのはコレが最初で最後でしょうねぇ

■公式サイト
『CLANNAD』

B004LKSB3I
■『CLANNAD』【Amazon】