6月17日 稽古雑記 | 談話室 『和太刀』 別室

6月17日 稽古雑記

ロックミュージカルブリーチの稽古の最中とは言え、
日々の自分の稽古は怠るなかれなのです。

自分の稽古とは言っても、
これで振り付け業に支障をきたすようでは失格なんですが、
もうブリーチの振り付けは9割くらい終わっているので
出来ることなんですが。

そしてこうした稽古で
自然と感覚、感性が研ぎ澄まされ、
又新しいアイディアが浮かぶというものです。

これ観念的に言っている訳じゃあなくて本当にそうなんです。


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写真は、正座して並んだ隣の人達を
手を使わずに内転筋(インナーマッスル)や肋骨を使って
崩してみたところ。

こういうことって身体の操作も大事なんですが、
相手の中に自分の動きや重みを伝えなければならないので
相手の状態への理解力も高まります。

「崩そう。」という攻撃的な気持ちではなく、
脱力して自分の動きを相手に伝えるとでもいいましょうか、
とりあえず人間理解の稽古だと思って行った方が
ずっと身になるというものです。

上手くいかないときは、勝手に方法論をハウツー化してしまい、
伝えるということを忘れているときなのです。

更に力が上手く抜けている相手には見透かされて、
簡単にかわされてしまうものです。

ア―ティストにはこうした稽古は絶対に必要だと思いますよ、
ジャンルに関わらず。

こういうことが本質的に必要だと理解出来ないと、
観客という名前の他人を楽しませることなど出来る訳もありません。


清水