ブラジルのサッカークラブの負債が大変なことになっている | 大学からJリーグ参入を目指す WASEDA UNITED社長のブログ

ブラジルのサッカークラブの負債が大変なことになっている

下記のデータは2009年度におけるブラジルのプロサッカークラブの負債額一覧です。
大分や東京Vなどのケースが可愛く見える・・・・・・


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負債額上位のクラブでは、Fluminenseの約1.4億ユーロ (=約154億円)です。 ※1ユーロ=110円で換算
Jリーグクラブだったら間違いなく救済は不可能でしょう。

原因は、
・ブラジル人プレイヤーの主要な移籍先となるヨーロッパの金融危機問題
・それに伴うユーロ安 と ヨーロッパクラブの財政難
この2つが大きいように思います。

ブラジル人プレイヤーの移籍問題は以前もブログに取り上げましたが、
日本が物作りの輸出国家であるように、ブラジルもサッカープレイヤーの輸出(移籍)国家と見ることができます。
ドル安の影響を受けるブ ラジルの選手移籍市場 (本ブログ)

そうなると、必然的に輸出先の景気であったり、為替の変動を受けるのは止むを得ない部分ではありますが、
この数字を見ていると、近々デフォルト(債務不履行)が起こってもおかしくないのかなと思います。

2014年のブラジルW杯でそれなりの資金が世界からブラジルに流れるでしょうから、その資金をどう活用するかも重要なポイントになってくるのではないでしょうか。


(参考)
The debts of Brazilian clubs in 2009
 (Football Finance)