ドル安の影響を受けるブラジルの選手移籍市場 | 大学からJリーグ参入を目指す WASEDA UNITED社長のブログ

ドル安の影響を受けるブラジルの選手移籍市場

The largest revenue transfers, Brazil 2003/2008 (Football finance)


金融市場の変動で被害を受けているのはサッカー界も同じ。

ブラジルは世界で最も選手を海外に移籍させている国と言っても過言ではなく、
ブラジル人プレイヤーの移籍先で最も市場規模が大きいのがヨーロッパです。

しかしながら、昨今の為替市場の激変で、ユーロに対するドルの価値が低下し、
ドルを基軸通貨としているブラジルには大きな痛手となっているようです。

ちなみに、ブラジル人の移籍金ランキングの上位の選手を例に挙げれば、
移籍金の売上が2003年当時の250万ドルから、2008年では95万ドルへと大幅に減少することになります。

今の為替相場であれば、ヨーロッパのクラブは、ブラジル人の優秀な人材獲得に掛かるコストを下げられます。

スポーツビジネスは『ビジネス』なのだから、このくらい世界のマーケットに影響を受けるのも当然。

選手の移籍市場を管理相場にしようとしているJリーグには関係の無い話かもしれませんが・・・・・



(以下、Football financeからの引用)

Brazil - Higher revenues in the transfer of players from 2003 to 2008:

  1. Internacional-RS - R $ 250.9 million (95.1 million)
  2. Sao Paulo-SP - £ 217.8 million (82.5 million Euros)
  3. Cruzeiro-MG * - R $ 181.0 million (68.6 million Euros)
  4. Santos-SP - R $ 149.6 million (56.7 million)
  5. Atletico-PR - R $ 126.8 million (48.0 million)
  6. Corinthians-SP - R $ 125.2 million (47.4 million)
  7. Palmeiras-SP - R $ 116.7 million (44.2 million Euros)
  8. Internacional-RS - R $ 105.0 million (39.8 million)

* Note - Cruise from 2004 to 2008
1 USD = 0.379066 EUR 1 EUR = 2.63806 USD