今日は、おそらく世界で最も知名度の高い画家の命日にあたります。
(Pablo Picasso )
スペインの生んだ、世界最高峰の鬼才。
1881年、スペイン・アンダルシア地方に美術教師を務める父の長男として生まれたピカソは、8歳にして油絵を描き、父の在籍した美術学校に入学するなど、早くから画家の道を歩みます。
生涯にわたって
◇ 油絵・素描 約 13,500点
◇ 版 画 約100,000点
◇ 挿 絵 約 34,000点
◇ 彫刻・陶器 約 300点
という、膨大な作品を残し、彼の名は最も多作な美術家としてギネスブックに登録されているそうです。
バルセロナとパリを行き来する中、彼は多くの芸術家・文化人と交流があり、また政治思想も相まってか、作風が年代によって劇的に変わったことでも有名です。
「青の時代」、「バラ色の時代」、「総合的キュビズムの時代」等々・・・絵画について素人の私には、下の写真を見る通り、同一人物が描いたとは到底思えない違いが。
そしてもうひとつ、作風に影響を及ぼした要素に 「女性関係」 がありました。
彼は生涯に2度結婚していますが、他にも交際した女性もおり、3人の女性との間に4人の子供をもうけています。
妻がいるにもかかわらず、相手が17歳の時から付き合って子供をつくったり・・・現在だったらタダではすまないような、というかタイガー・ウッズも真っ青の天真爛漫ぶり。
彼女らとの結婚や出会い、そして別れが大きく創作活動に影響したことは想像に難くありません。
「ゲルニカ」 のような大作を制作した後は版画に没頭するなど、芸術活動は多岐にわたりましたが・・・1973年4月8日、肺水腫により92歳でこの世を去ったピカソ。
数多くの名言を残していますが、中でも私のお気に入りは
〝昔、母は私にこう言った。
お前が軍人になれば、将軍となるでしょう。
修道士になれば、法王となるでしょう。
そして私は画家となり、ピカソとなった。〟
この台詞、まさにピカソの面目躍如ではありませんか!
そんな彼のフルネームが、これもまたギネス級の長さであることは有名です。
ちなみにこちらが、その名前ですが・・・。
Pablo Diego Jose Francisco de Paula Juan Nepomuceno Crispin
Crispiniano de la Santisima Trinidad Ruiz Blasco Picasso y Lopez
これ、果たして彼自身暗記していたのでしょうか?