好きな人が地元に帰って、
会えなくなる日が続いているけれども、
なんとかやっていけている。
この前までなんか、彼がいなくなったら寂しくなって朽ち果ててしまうんじゃあないか、とさえ思っていたけれど、
そんなことはなく、なんとかやっていけている。
きっと、やっぱり自分は本気で人を好きになれない人間なのかもしれない。
どこかで、独りでもいい、という精神がはたらいている。
心の空白を埋めたいからって、人を利用しようとする行為に、どこか抵抗感が沸いてしまう。
ならば、映画とか、散歩とか、
そうして独りでできる行為で、空白を埋めようとした方がいいと、そう思う。
明日から、自転車で遠くに出かけることにした。
目的地は定めず、太平洋沿いに、南に向かって。
もちろん、宿には泊まらず、野宿するつもり。
独りでも、これから生きていけるんだということを証明しようとしているのかもしれない。
自分はきっと、人を本気で好きになることはないし、
もし、他の誰かが自分のことを真剣に好きになってくれたとしても、
自分は多分、その人の愛情に応えてあげることはできないと思う。
何か、モチベーションをぶつけることの出来る、目的や目標があれば、
自分はそばに人がいてくれなくても構わない。
ただの強がりなのかなあ。
好きな人と、暖かい気持ちで、今日あったことなんてお互い話したりしながら、一緒にご飯を食べたりなんかする、
そういう暖かい幸せというものも、すごく良いし、ずっと続いてもいいのかもしれないって思ったりもする。
でも。
なぜか、そんな暖かい気持ちに安住できていない、満足しきっていない自分もいたりする。
このままで、いいのかな、とか。
相も変わらず、自己矛盾の連続だなあ。