1596話 フランス発 めざせ!追い越せ!世界のふなっしー? パリブログ
元気にしてるーー?
パリ情報は住んでる人に聞きなさいよねぇー!
ってことで
今日もオネェBOSSがミーハーおフランスを紹介するわね。
すっかり秋空のパリ。ちなみに左部分は七海の指!(笑)
昨日のAOPとAOCのお話
ワタシの説明は簡単だったでしょー(笑)
ようは
大人の世界!
ってやつよね(笑)
とわいえよ
AOP認可は本気で厳しいのよ。
そりゃ国家の威厳にかかわるんだもん。
だからワタシ&七海さんイチオシしの
ヴェイユベールさんのバター
エファさんイチオシのAUE BONE BUERREオー・ボン・ブール
世界一のボルディエバターは
もしかしたら
AOP申請したら
落ちちゃうかも!?
ま、それぐらいAOPは基準が厳しいんだって
フランス国家の農業に対する威厳は
イタリアのDOP基準どころか
世界一基準が厳しいと業界の常識よ。
普通のスーパーでこのバターの量なのよ。写真の端から端までがバター(笑)
この中からどーやって選べ??とぉーー??
ちなみに日本で高級!と崇め立てられているエシレも普通にスーパーで売ってるわよ(笑)
パリでは普通の事なのよーー
でもボルディエ、ヴェイユベールなど本当の高級バターは売ってないわね! えっへん
そしてこのバターの登場なわけ。
知ってる人は
おぉーー!ついに来ましたか!(笑)
ってバターなのよねー
世界のバターの産地で有名な地方は?
と聞かれ
このポワトゥー=シャラント地域圏を挙げなかったら
アホよ!
アホと言うよりも
バターが好きなんて言えないわね
オレンジ色が4つの県で構成されているポワトゥー・シャラント地域圏
ポワトゥー=シャラント地域圏
海岸線を含むポワトゥー・シャラント
内陸部には石灰岩をたくさん含んだ広大な牧草地帯が広がるの。
しかも雨量も多く、さらにお天気も抜群
雨と太陽の恵みで牧草地帯はいつも栄養万点の天然の草が覆い茂ってんの。
牛を育てるには最高の環境と言われているポワトゥー・シャラント地方
そこでのびのびと育つ牛さんのお乳。
美味しくないわけがないじゃない!
そしてポワトゥー・シャラント地方が
バター世界一といわれるもう一つの理由は
昨日も話したけど
フランス広しといえフランス国家AOC認定を受けたバターは
I・signy イズニー
・Deux-Sevres ドゥー・セーヴル
・Echire エシレ
そして
この Charente-Poitou シャラント・ポワトゥーの4ブランドのみ。
シャラント・ポワトゥーのバターが美味しい理由はポワトゥー・シャラント地方産塩田。
美味しいバター作りに不可欠である美味しい塩も自前なのよ
そう!
AOP認可のバターの中に
ポワトゥー・シャラント産のバターが3つも入っているわけ(笑)
そりゃ世界一のバター産地と言われるわね。
実は昨日紹介したこの写真の牛さん シャラント・ポワトゥー協会のマスコットなの
ハッキリ言って
バターが美味しいか?マズイか?は
ほぼ牛乳の質と味で決まっちゃうの。
ここポワトゥー・シャラント地方の牛さんのお乳は最高!
めざせ!追い越せ!世界のふなっしー? 食品展示会で暴れまわるシャラント・ポワトゥー
AOPの牛さん ゆるきゃら? ワタシは一度もまだ会ってないけどねー
そうそう
少人数で営まれる小さなバターブランドを探して
ふふふ こーんんなバターメーカー知らないでしょー
と自慢げに言う人もいるけど
バター作りには日々新鮮な牛さんのお乳が必要なのよ。
Marie Morin むしろチョコムースが得意なパティシエのブランド。なぜバター??
でもみな珍しい?見た事ないからきっと美味しい!と勘違いして買っていっちゃうのよねぇー
美味しい牛さんのお乳を
小さな酪農家や牧場が育てられると思う?
しかもおフランスは共和国。
個人経営というよりも農協や地区協会の経営コミューンがほとんど。
となると?
突然ですが 2015年の MISS ポワトゥー・シャラント 嬢
ある程度の需要の先から美味しい牛乳の契約が進むわけ。
しかもバターには
賞味期限という問題があるのよ。
小さなバターブランドは需要が少なく売れ残りが出るのよ。
マニアックなバターメーカーは確かに面白いけど
賞味期限があまりにも適当
結局、そこそこ有名で売れて商品が回転してないと
日々美味しいお乳が仕入れられず
美味しいバターが供給されないって事なワケ。
フランス各県代表選手権から勝ち残った7名の地方代表の美女たち。
2014年12月に開催されるMISS FRANCEコンテスト
MISSはポワトゥー・シャラント嬢 になるのでは?というゲバ票だったのですが最終戦で
負けちゃいました。 ちなみに彼女は19歳!!
ポワトゥー・シャラント産は美味しいものはバターだけじゃない!?
ワタシは別にマニアックさを自慢してんじゃなくて
美味しいバターを自慢してるのよ(笑)
そういう意味ではボルディエはやはり安定供給という点で満点ね。
ヴェイユヴェールやオーボンブールは
そういう管理点ではギリギリ合格
だからアンタ達にもススメてるわけ。
ちなみに
パリで有名になったこのヴェイユヴェールやオーボンブールでさえも
大手百貨店で売られてる段階で時々賞味期限切れてるの。
チーズ屋さんで取引されるマニアックバター。中央はあのボルディエ。
右は。。。賞味期限明日までのマニアックバター。買うか? うーん。。。パス
Juliettaは特別専用にお願いしてるのでいつも最新フレッシュ!
★Juliettaは一番フレッシュな状態でパリで冷凍してます。
冷凍する事で賞味期限は約半年。
実は一番美味しいバターは冷凍が溶けた瞬間。
ブーランジェリーやシェフが冷凍バターを使う理由です。
by ボルディエ氏
もっとヤバいマニアックバター。酪農家さんの手作り。
回転率がよければすごくフレッシュで美味しいですが。。。
ちなみにキャトルオム(チーズ屋さん)の回転率は街のチーズ屋さんの4-5倍です。
だからフレッシュで美味しいわけ
マニアックバターだからと言って美味しいとは限らないわけ。
やはり安定供給がバターの美味しいさの秘訣
なんじゃないのかしらねー
Juliettaが薦めているフランス産のバターは
日本のように安定供給する為に防腐剤や添加物は入れません。
100%牛さんのお乳です。
こんな広いところで育てられてるんだもの!ストレスもないわよねぇー
で!
この
Charente-Poitou シャラント・ポワトゥーのバター
AOC認可は1979年!!
言っとくけどこれスゴイ事だからね。
現在はAOP認可に強制変更(笑)
AOP認定はなんと!1979年から。 AOPは2009年認定(左のマーク)
その特徴は
くせがなく、とても使いやすい!こと。
しかも香りは最高
料理にガンガン使っちゃえるタイプのバターなわけ。
ガレットデロワコンクールで優勝。エリゼ宮殿にもちこまれたガレットも
実はシャラント・ポワトゥーのバターを使用。
だからフランスの有名ブーランジェリーやレストランのシェフが
Charente-Poitou シャラント・ポワトゥーのバターを
好んで使うの。
しかもこのCharente-Poitou シャラント・ポワトゥーバターは
あの人気の粗塩のバターのメーカー
Grand Fermage グラン・フェルマージュ社!
実は俺もシャラント・ポワトゥーのバター、使いやすいんで愛用してんだよねぇー
と照れるピエール・エルメ氏
Juliettaでは多数入荷する事がないので
この機会に
Grand Fermage グラン・フェルマージュ社の
AOC
Charente-Poitou シャラント・ポワトゥーのバター
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