先日、オーダーしていた靴が完成したとのことで、
受け取りに行き、試しに履いてみました。
私の足にぴったりと合っていて、既製品ではまず
お目にかかれないほどの出来栄えだったと思います。
デザインもよく、ほぼ満足している状態ですが、
ただ一点だけ、物足りない印象を受けたのです。
それは靴の素材と色合いであり、
しかしながら最終的に自分で選んだのだから仕方がありません。
とはいえども、どれくらい客に満足度を与えられるのかは
販売員の腕前にかかっているといっても過言ではありません。
実は購入前に、もし販売員の腕があれば二足購入をしてもよいと
思っていたのです。
担当していただいた販売員は接客、説明は丁寧で、
とても話しかけやすい方でした。
あと一歩だと切実に感じたことは、デザインに関する提案であり、
色合いの提案や目的に応じた利用方法などに触れることはありませんでした。
おそらく、コーディネートなどについては明るいというわけではなかったと思われます。
私が以前オーダースーツを作ったお店の販売員は、「全て自分にお任せください」とばかりに、デザイン提案や用途、その人にあったスタイルを次々と考案してくれたのです。
その時は自分は一着しか作る予定はなかったのですが、
思わず二着頼んでしまい、仕上がりについても大変満足のいくものでした。
「似合いますよ」「これはお得です」「試着してみてください」
これだけであれば、わざわざ人を介さなくてよいのです。
店の商品についての販売員にしか分からない魅力を伝え、提案をできればそれはトップの販売員と思います。
随分と辛口なことを言っているように感じられると思いますが、
これらは全て自分にも跳ね返ってくる内容です。
親切、丁寧な接客は当たり前であり、なおかつ
相手の事情を考慮し、本当に求めていることを感じ取り、
私自身がサービスを提供できるようになりたいと思っています。
時に人に大して厳しい見方をするということは、
その分、自分自身を奮い立たせることに繋がります。
オーダーシューズ、今度は人任せではなく、
もう少し勉強をしてまた購入しに行きます!
こうした個々人に対応してくれるというサービスは
私にとってはそれだけでありがたいのです。