世間では不景気とばかりに将来への不安を抱えている方も多いのでは
ないでしょうか。

そんな時代だからこそ、どのようにしたら節約ができるのかなどといった事も
喜ばれる話題の一つとなっています。

貯金が好きな方がいらっしゃいますか?

預金通帳の額が増えることに喜びを感じることができれば、
それはそれで幸せだと思います。


ある50代前半の知人は恋愛に勤しんでいます。

とはいいましても、相手の男性とは、
かれこれ10年以上のお付き合いですから“慣れ合い”と
言ってもよいのかもしれませんね。

そんな長い付き合いの中、彼女がふとこのようなことを漏らしていたのです。

「なかなか男の人は変わってくれないね。」

彼女は何やら不満を抱いているようで、私がわけを聞かずとも
こらえきれずにいろいろと話してくれました。

お付き合いしている男性は、割とゆとりのある生活をしていて、
年収も割とよく、ローンもありません。

しかしながら、お金に細かい面もあり、
食事は全て割り勘、単品料理を頼んだ際も半分ずつ支払います。

旅行に行くにもリーズナブルなプランを選択し、
その倹約ぶりは徹底しています。

私はその男性も存じており、かなり堅実な印象がありましたが、
まさかデートの費用までもがきっちりと負担しているとは知りませんでした。

預金通帳の数字が増えていくことが精神的に安定するのです。


しかしながら、50歳半ばにしてできた彼女なのですから、
もう少し気を使ってもよいのではないかと思ったこともあります。

お金にきっちりとすることは悪いことではありません。

ただ、その預金通帳に積まれた金額を少しだけ動かすことにより
より幸せをもたらしてくれるのかもしれないと思うと
少しもどかしい思いです。

ほんのちょっとした記念日の贈り物であったり、日常の些細な気遣いであったり
何でもよいのです。

むしろ、プレゼントをしなくとも、些細な言葉を贈るだけでも
女性は嬉しいのですから!


その知人女性は、50歳にしていつまでも“女性”であり、
その魅力は色褪せることはありません。

それだけ素敵な彼女なのですから、興味を持って
少しは投資をしてあげれば、より良い関係になるのでしょうね。

しかしながら、男女間においてそれが難しいことは
私はよくわかります…。

※ただ、人間には一日を生きるごとに死期は近づいて行きますし、
預金通帳の増えた金額はあの世には持っていけませんよ。