私が普段のお洒落着として愛用しています、
好きなブランドのジャンポール=ゴルチエが
2015年の9月を最後にプレタポルテ(既製服)から
撤退すると聞きました。
今後はオートクチュールによる制作に専念するとの方針です。
これはデザイナーさん(お店)が特定の顧客のために
持つ技術とセンスを駆使し、最高級の服を提供するというものです。
つまりは、本当にゴルチエが好きで、なおかつそれを身につけるにふさわしい
人でないと手にすることができないということになります…。
もともとオートクチュールとプレタポルテでは全く異なる服となるでしょうが、
そのプレタポルテがなくなるということは、今後発表されるゴルチエの服が着られないという事であり
寂しい気持ちになります。
ゴルチエの服には思い出もたくさんあり、
私が始めてお洒落を楽しめるようになったステップの服に当たります。
10年以上ゴルチエをき続けた人から勧められ、
一緒に見てもらい、私に合うような服を選んでもらったのです。
例えば、Tシャツやチュールなども定価で一枚2万円ほどで、
スカートも3~5万円ほどです。
これは、普通のOLさんからすると少し高めのブランドですが
手が出せないというレベルではありませんので、
少し背伸びしたつもりで楽しんでいました。
デザインも少し奇抜で、宗教画や人物画などをモチーフにしたものも多く、
一見しただけではどのように着れば良いのか迷うような服もあります。
着こなしが難しいからこそ、楽しみでもありましたし、
多くの芸能人からも支持を受けた人気のブランドでもありました。
少し目立つ私の服装を見た友人の感想はまちまちで、
物凄く良いと絶賛する方と、ちょっと好みでないという方に
見事に分かれ、その反応を見るのも面白かったです。
もともと近年では、日本のショップからはほぼ撤退しており、
インターネット上でのお買い物となっていましたが、
過去のもので良い商品があれば買っておきたいと思います。
「ゴルチエは好きだよ。
以前、宝塚の男役の女優さんが着ていて、物凄くかっこよかった。
スタイルのいい人が着ると映えるブランドだよね。」
つい最近、私の姿を見て友人が話していました。
少し寂しいものですね。