わに式学習の仕方:仕上げ | わに通信

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~元気な岐阜を応援する行政書士・社労士の徒然なるブログ~

最終ステップでは、「応用力の育成」そして「試験対策」を行います。
これまでは知識の習得がメインでしたが、実際に本番で実力を出すためにはそれなりのテクニックも必要です。応用力の育成を兼ねた試験対策を行うことで、合格への実力を身につけます。
以下のフェーズについては、わに式なりに実践した内容ですが、残り期間と予算との兼ね合い、基礎力の身につき具合によって自分にあったやり方を各自調整してみてください。


10.過去問3年分を試験形式で解く&できなかった問題を徹底分析
本試験と同様、3時間で解いてみます。時期的には9月中旬から下旬あたりを想定しています。
平日仕事されている方は土日などの休日を活用して、本番さながらに実施してみてください。
このフェーズでの目的は、現状の実力把握です。
目標は、法令択一(多肢選択含む)で8割(5肢40問×4点+多肢12問×2点中、合計148点)です。
法令記述と一般知識については、現状だとどれくらい点が取れるか、という参考程度で考えます。
できなかった科目、分野については復習です。第三ステップで作成した一覧表とも見比べて、改版してみてください。

11.市販予想問題集を試験形式で解く&できなかった問題を徹底分析
10月あたりから市販の予想問題集で本番さながらに解いてみます。
できれば、休日午後あたりに図書館や公民館など自宅以外で行うことをお勧めします。擬似的に本番を体験することを想定しています。
目標は、法令記述を除いて180点。できなかった部分は過去問のときと同様、誤った問題について復習して一覧表を改版します。なお、自信をもって解けた問題については特に復習しなくてもいいです。

休日に問題を解き、次の休日までに復習というパターンがよろしいかと思います。
だいたい1冊の予想問題集で3回分ありますので、3週間かけて実施します。余力のある方は、2回分を1週間でまわしてみてもいいかと思います。その場合には、もう1冊やってもよいですね。

ここまでで、各科目でそれぞれ8割とれていない場合には、弱点分野をもう一度見直して対策を講じてください。一番よいのは、分かる人に教えを請うことだと思います。

12.模擬試験を受ける&できなかった問題を徹底分析
10月に入ると、各資格学校が直前対策試験を有償で実施しています。
このフェーズでの目的は、ズバリ試験対策です。各校の想定する予想問題が出題されますので、ある程度の傾向を把握するのに役立ちますし、そのうえで自分がどれだけ対応できるのかが分かります。
費用はかかりますが、できれば2つ以上受験することを推奨します。というのも、各校で問題にクセがあるので、特定のだけ受けるより効果が高くなるからです。

欲を言えば、受講者が多そうなものがいいですね。多数の人がいるなかでの問題解きというシチュエーションに慣れておく必要がありますので。
そういう意味で大手の実施するものは無難かと思います。

試験後に模範解答が渡されますので、自己採点して、できなかった問題については分析、復習してください。ただ、なかには奇をてらった問題もありますので、「これはちょっと・・・」と思う問題があったら、あまり深入りはしないでください。

ひとつ注意があります。
結果としての得点は目安でしかないと心得ておいてください。
たとえ得点できなくても、その後の対策でいくらでも挽回できますから自信を失わないでください。むしろ本番前に対策できるチャンスを与えてくれたのです。借りは本番で返せばいいのです。
逆に結果がよかったとしても、慢心しないでください。あくまでも各校の予想問題ですので本番とは違います。それよりも正解できなかった問題について分析し、対策することが重要です。

13.直前確認用カンペを作成する
さていよいよ最後のフェーズです。
試験当日に、開始直前までの時間を有効活用するための「カンペ」を作ります。

実はこれ、作成作業を通じて、この時点で自分が弱い部分の再復習にも役立つのです。
私は、試験直前の2週間かけて、例の一覧表をもとに、弱点分野についてテキストやネット、参考文献、六法などをひっくり返して作成しました。おかげで、実は十分理解していなかった部分についてもかなり補強できました。
ただし、あまりボリュームがあってもいけないので、各科目だいたいA4で数枚程度にしています。
参考までに、実際に作成したカンペです。ちゃんとEXCELで綺麗に作成してます。

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あと、カンペに記載された内容というのは、なかなか記憶に定着できない部分です。
なので、できた部分から印刷し、寝る前に読んで短期記憶に刷り込むようにしてました。


以上で、法令に関するわに式学習方法が完了です。
あとは本番直前に、カンペを見直して記憶を補い、本番に臨むだけです。

長々と紹介してきましたが、細かい点や具体的な対策など、まだ書ききれていない部分もあります。
そうした点は、要望があれば、別の機会にでも。。。