わに式学習の仕方:法令記述と一般知識 | わに通信

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さて、ここまで順調に来ればだいたい9月初旬あたりで基礎全般が完了します。
ここから仕上げ、といきたいところですが、試験は法令択一だけじゃないのです。
そうです、「法令記述」と「一般知識」ですね。
特に「一般知識」は対策をしておかないと、足きりの憂き目にあい合格できません。

これらの学習方法は、これまでの法令択一と異なるので、ここでは詳しくは触れません。
9月までは、とにかく法令択一の完成度を高めることを優先してください。

まあ、触り程度ということで、どんなことをやるのか、どういうスケジュール感かをご紹介します。

■法令記述
人によっては、「法令択一を完璧にすれば記述対策などいらん!」と言う方もいらっしゃいます。
私は、そのような方が羨ましいです。
きっとほとんどの法令の条文、判例文が頭に叩き込まれているでしょうから。
残念な記憶力の私としては、それなりの対策が必要でした。

行政書士試験での法令記述は、そのほとんどが条文や判例文をそのまま加工すればできあがり、というものばかりです。
なので一番の対策は、主要な条文、判例を記憶することです。
ただし、40字前後という制約もあるので、それなりに表現方法も固定化されてくるという特徴もあります。

私は、そうした特徴なども利用した対策方法と短期記憶力に賭けた学習方法にて対応しました。

まあ、、、記述に関しては、今回威張れるほど点が取れていないので、こうした学習方法もあるんだな、という程度でいずれご紹介します。

■一般知識
この科目は、本当に対策が難しいです。
真面目に実力をつけて6割以上(つまり14問中9問以上)得点しようとすると、法令以上に頑張らないといけないくらいです。
なにせ、設問の半数を占める政治経済社会の分野から、何が出題されるか皆目検討がつかない、という代物です。
時事問題に絡めて出題されることも多かったので、今年は「政治献金」「首長と地方議会」「COP10」「地方財政」あたりが模試等で本命視されていました。
蓋をあけてみると「地方財政」関連は出題されましたが、予想していたニュアンスではありませんでしたし、「難民制度」「雇用」「メディア」「まちづくり」「行政組織」「中小企業」と、このあたりを予想した模試は見受けませんでした。
まあ、これらも時事問題に絡んでいたりする訳ですが、『そんなん出るなんて思うかい!』という感じですよね。。。

こうした時事問題がらみの政治経済社会関連については、得点源にしづらいことをご理解していただければ十分です。一応対策もあるのですが、とっても地味で根気が必要です。
今回、そうした地道な努力の甲斐もあり、7問中4問正解できてます。

一般的な対策としては、残り半分の「個人情報保護法」「情報通信」「文章理解」で5問以上を取り、政治経済社会で1問以上取るという感じです。できれば後半で6問取れる実力があれば安心できるところです。
ということで、通常の対策としてはこれらの分野をしっかりマスターすることです。
幸いなことに、それほど分量が多いという訳ではないので、しっかり対策すればそれなりに点が取れます。
まあ、私は痛恨のミスがあったので7問中6問でした。ミスしなければ7問。ちゃんと対策すればこんな感じです。


これら法令記述と一般知識については、法令択一が一段落する9月初旬以降から対策を始めても十分間に合います。9月下旬くらいまでざっと一通りやって、10月以降は法令択一の仕上げとともにレベルをあげていく感じです。
9月下旬で一区切りつけているのは、その後の試験対策も絡むからですので、そのスケジュール感は意識していただきたいところです。