わに式学習の仕方:法令択一(第三ステップ) | わに通信

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第三ステップです。
「不得意分野の克服」による基礎力アップを目的とします。まあ、基礎力の仕上げ的なステップですね。

7.回答不十分な問題をピックアップし不得意分野を分析
これまで第一ステップ、第二ステップで合計3回問題集を解いてきていますが、特に3回目の完全回答モードでの結果は自分の実力度合いを測る重要なデータです。これをもとに自分の不得意分野を分析します。

まず3回目の回答結果のなかから、「△」「×」だった問題をピックアップしてください。
次に、その問題および肢、誤った部分に関連する分野を具体的に書き出してください。

たとえば、こんな感じです。
民法総則:問5-肢4、「無権代理人の責任追求の要件」
行政手続法:問2-肢1、「行政指導:書面での交付条件」

そして、情報的に似たものをグループ化しておきます。

なお、EXCEL等であらかじめリスト化するための一覧表を作成しておくと便利です。
ご参考までに、私の場合は画像のようなリストをつくっていました。
見づらいと思いますが、各分野およびその小項目を先に一覧化してあり、該当する項目に「△」「×」だった問題があれば、それを記入してあります。

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こうしてまとめた一覧を眺めると、だいたい自分が苦手とする分野が具体的に見えてきます。
ここで、学習方針の「知識の体系化」を思い出してください。弱点分野というものは、その部分そのものの理解に問題がある場合もありますが、その原則となる部分を正しく理解できていないからということもあったりするのです。
さきほど似た情報をグループ化してほしいと述べましたが、これにより、実はちゃんと理解できていない原則が見えてきたりします。
こうした点も意識しながら不得意分野を洗い出してみると、一層理解が深まると思います。

一覧化するのに、だいたい2日かかるかと思います。

8.不得意分野について徹底的に調査・学習
不得意分野わかれば、あとはその部分を集中的に学習すればいいことになります。

この時点で、もしテキストの内容では不十分と思えるようであれば、結構ネットでも調査できますので、Wikiやグーグル先生にお伺いをたててみるのも良いと思います。
いろいろ検索していると、結構よい文献にめぐり合えたりします。わざわざ書籍等を購入しなくても済む場合もありますので、不得意分野の補強に役立ちます。

また、サブテキストや参考書の購入も検討してもいいかと思います。
私の場合には、どうしても地方自治法が十分理解できなかったので「はじめて学ぶ地方自治法」(学陽書房:吉田勉著)という書籍を購入しました。
これで、苦手分野だった地方自治法が一気に得意分野になりました。

9.問題を解き(完全回答モード)、理解度を再チェック
最後に、補強状況の確認も含めて、再度完全回答モードで問題を解きます。
やり方は第二ステップ6.と同じです。
もちろん記録はとっておいてくださいね。

回答結果と7.の一覧とを比べて、改善されていればおっけです。
逆に、誤答する部分がでてきてたら、一覧に追記しておいてください。
間違えたところは、テキスト等で再確認です。


以上のステップを完了すると、基礎力はほぼ身につきます。
これで、本番レベルで法令択一は7割から8割の実力になれるかと思います。