2012年1月17日(火) 訴訟 第十回公判概要
年末の帰国後、お正月を挟み、慌しくバタバタと日が飛んで行き、時差ぼけも長引き、
すっきりしない毎日を過ごしています。 もう3週間にもなるんだあ。
年を越してしまいましたが、第十回公判の概要をお知らせ致します。
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損害賠償訴訟の第十回公判が、東京地裁第626号法廷にて、11月30日(水)1:20 から開催されました。
● ISP社が準備書面を11月22日に提出し、当日朝に意見書を提出しました。
内容は、原告が5月の公判で提出を求めたクリッパー・パシフィク号の「航海日誌」と「機関日誌」
の提出に関してでした。
ISP社は、これら対象文書は営業上の秘密に当たる等の理由により提出できないとの意向でした。
原告側は、これら文書は単なる事実の記載に留まるものであり営業上の秘密といった記載などに
関らない、と述べました。
裁判長は、原告らの意見と同様である旨を述べられ、原告らに対しISP社の準備書面・意見書の
反論書面を提出するように指示されました。
● 原告が5月公判にて求めた 「PB/JG/ISP間の傭船契約書」 の開示に関して。
9月2日に、裁判所と被告の間で実施されたインカメラ手続き(非公開)で文書が開示されました。
(開示したくない部分は黒塗りにするとい条件です)
12月16日に、裁判所と原告代理人の間で、この開示された文書で十分であるかどうかの検討が
行われました。
原告代理人は更に4項目の開示を求めましたが、被告側から3項目のみ開示の返答が出されています。
契約書が英文であることもあり、訳文が適切であるかどうかも考慮にいれなければなりません。
(因みに、黒塗りの部分が多くあり、契約当事者さえ黒塗りだったそうです)
次回公判は、 2012年2月22日(水) 1:45~ 東京地裁第626号法廷 にて行われます。