タンパ3泊目 | 地球一周の船旅 * その後

地球一周の船旅 * その後

時折、地球のどこかを漂っているそよ風のひとり言です

7月25日(金) 73日目 タンパ3泊目

朝7時のPB情報は、昨日と全く同じ内容だった。
「17時までにチェックアウトし、荷物を預け、夕食後、20時にバスで帰船する」
9時から、徒歩20分位のところにあるタンパ大学を見学に行った。
19世紀末に建てられたホテルを使って大学を創立したそうだ。大学は夏季休暇中で、特に金曜日は
完全に閉鎖されていたが、建物の一部が美術館になっていて、その頃の家具調度がホテルや居室
に展示されていて、なかなか楽しかった。
大学1 大学2 花

17時までのチェックアウトはなくなり、今夜もホテル泊と決まり、19時に吉岡さんによる説明会があった。

昨夜半、修理を終えたクリッパーパシフィックは、港の桟橋に移動した。
今日、船級協会(安全に航海できるための検査を行う)によるチェックが行われているが、修理完了
だが避難経路の安全性を含めて、現在まだOKは出ていない。手続き的には、船級協会の検査OK、
船籍国のバハマの国のOK、米国coast guard の検査OKでやっと、出港できることになる。
明日出港できれば、パナマまでで5日間の遅れになるが、ベネズエラをカットする以外はすべて
予定通りに寄港する。
横浜帰港が4~5日間遅れるが、予定通りに帰りたい人はアラスカから航空便で帰れるようにする。

明日から土日となるが検査が行われないのではないか、との質問が出たが、同席した船級協会の
方が検査は絶対行われる、と明言。
でも、もしも、今回のことが一部で言われている政治がらみの要素であれば、一抹の不安も残る。

説明会後、PBのスタッフに修理の内容を聞いた。船体にあいた穴はNY入港前後に応急修理をして、
船級協会からは認められたが、米国coast guard にはその穴のある鉄板1枚(2.5x2m)を取り替える
ことを要求された。穴は1こだけだった。(今日のTAMPA BAY新聞には1インチのgash(割れ目)と
書いてあった)