おやじとの夏休み①:ニューヨークでの再会 | ウォールストリート滞在記

ウォールストリート滞在記

日本人から見たウォールストリート
http://ameblo.jp/wallstreet-life/
仕事の性質上、具体的な仕事内容等についてはあまり書けないのですが、
ニューヨークに滞在して、感じたことなどを書いていこうと思います。
内容はすべて、公になっている情報に基づいた所感です。

先週、夏期休暇をとって、カナダのモントリオール、トロント、そしてラスベガスに行ってきた。

いくつかアメリカにいる間にしたいと思っている旅行がある。
まずひとつめは、アメリカ大陸西海岸を自動車で縦断。シアトルやバンクーバーのあたりから、ロスやサンフランシスコまで車で下って行ってみたい。
ふたつ目は、南アメリカ。ブラジルやペルーなど。日本から行くと片道の飛行機だけでほぼ1日かかってしまうので、NYにいる間に行きたい。
みっつ目は、フロリダのディズニーワールド。日本にいる時は、ディズニーランドに自分から行く事はなかったが、行ってみると結構面白いじゃないか!アメリカのディズニーワールドは、サファリパークやUSJもあるらしいので、心の中で興味津々。
よっつ目に、マイアミやカンクーンなどのリゾート地。これはきっと週末や3連休を使えば行ける。
いつつ目は、イエローナイフのオーロラ。
むっつ目は、、、
と書いていくときりがない。どれだけ休みとお金があれば足りるんだ??

しかし、これらの計画はまた今後。
今回は父親が日本から来てくれる事になったので、カナダの父方の祖父と従兄弟の家を一緒に訪れることにした。
本当は、母親にも来て欲しくて誘ったのだが、今回は残念だったので、また今度だね。
1週間まるまる休みなので、もうひとつくらいどこか行きたいなーと思っていると、友達がラズべガスに行こうと言ってくれたのでモントリオールとトロントの後、ラスベガスにも行く事にした。


8月24日の金曜に、父親が日本からNYに着いた。前会ったのは3月なので、ほぼ半年ぶりの再会だ。アメリカで会うのは初めて。
お昼くらいにJFK空港に着くと行っていたので、マンションの管理人に前日、父親が来たら先に部屋に入らせてもらうように頼んでおいた。

その日の帰り道、久しぶりのおやじだ!と思ってわくわくしながら会社から帰り、部屋のドアを開けてみると、、、
あれ、見当たらない。
よくよく見ると、ソファで思い切り寝てる人がいる。
おやじ、帰ったよ!と声をかけると、むっくり目をこすりながら、「いや、眠い」一言。
久しぶりの再会なんだから、もっとなんかこう。。。

しかし見た瞬間、160cmしかない小さい体がさらに小さくなってて驚いた。
半年見ない間に、かなり小さくなっている。
もう親父も歳だなと感じて、少し寂しくなった。
心配になったので、体大丈夫?ちゃんと食べてる?と聞くと、
「毎日テニス教えて、ママのお肉が少ない料理を食べてると、5キロも体重が落ちて。お腹の肉も、ほれ。最近で一番締まってる」
おいおい、めちゃ健康じゃないですか。心配して損した。どうも、体は締まったのに、昔と同じ服を着ているので、服が大きくなってしまって、より小さく見えたらしい。

まぁ、ともかく無事に来てくれて良かった。

次の土曜日からカナダに行く予定なので、金曜の夜はNYで一泊。眠いという親父に、夜まで起きてから寝た方が時差ぼけ治るよ、と話し、家の周りをのんびり散歩する事にした。
ベトナム料理に行きたい?(∵父親はベトナム生まれ)って聞いたところ、ベトナム料理はNYに来る前に日本で弟と食べた、と言われたので、コリアタウンでご飯を食べ、その後タイムズスクエアに向かった。
以前一度アメリカには来た事があると聞いていたが、タイムズスクエアには行った事がないとのこと。きっと驚くぞと、思いながら一緒に歩いていると、タイムズスクエアのネオンが前方に見えてくる。そして、アメリカの人種のるつぼを絵に描いたような、人だかり。
「どうだ、ここが世界の中心と言われているところだよ、すごいだろう。」と得意げな目で隣を見ると、あれ、いない。
ここではぐれたら、なかなか見つけるの大変なのに、とあせって周りを見渡すと、10mくらい後ろのところで、瞳を輝かせながら、写真を撮っている親父がいた。
渋谷を昔一緒に歩いた時は、人ごみは好きではなさそうだったのに、何とも楽しそうだ。
親父、どう、楽しい?って聞くと、ゆっくり笑いながら頷く。
連れてきて良かった。
結局、何をするわけではないのに、そこで1時間くらい過ごし、家に帰った。
その日はそのまま2人ともぐっすり。



今日の言葉
「いつか」なんて、絶対ない。
いつかあるものなら、今、絶対あるんだ。
今ないものは、将来にも絶対にない。
(岡本太郎)

$ウォールストリート滞在記

$ウォールストリート滞在記