ラバージグ考 | Walk on wateR@琵琶湖でバス釣り

ラバージグ考

この前も少し書いたんだけど、バス釣りにおいてラバージグとスピナーベイトほど面白いルアーは無いと思います。

その中でも今日はラバージグについて。

ジグとテキサスというのをすごく明確に使い分けている人もいれば、どっちもどっちという人もいますね。
僕は正直、どっちもどっちです。
大まかには「カバーの中を釣るならテキサスリグ、カバーの際やボトムのリアクションならラバージグ」といったところでしょうか?

ラバージグとテキサスリグの大きな違いは、「ロッドワークに対するレスポンス」だと思います。

テキサスリグの場合は図のように(ヘタクソな絵)シンカー、フック、ワームが一直線になっています。


Walk on wateR@琵琶湖、東播の野池でバス釣り

それでディスタンスがあればあるほど、ロッドを動かしてもワームは前に引っ張られますからどんどん前に寄ってきてしまいます。
実はテキサスリグでリフト&フォールをさせるというのはなかなか難しいのです。
本気でやるのなら7フィート以上のロングロッドを使うか、シンカーをかなーり軽くするかのどちらかです。
僕もよくアフターの時期にライトテキサスリグを使いますが、一番よく使うのが5gです。
でも場合によっては4gや3.5gを使ったほうが喰いが良い時もあります。

対してジグというのはラインアイがウェイトに対して上部に位置しているものが多いです。


Walk on wateR@琵琶湖、東播の野池でバス釣り

それでロッドワークに対してとても機敏に反応します。
ディープウォーターやハードボトムでジグが愛される理由だと思います。
ロッドを上げればジグも上へあがり、ロッドを下げればジグもフォールします。
さらにラバーやトレーラの抵抗でフォールスピードをかなり遅く出来ます。
カバーの際やウィードフラットでフォールで見せたい時なども効果的です。

僕のジグの歴史は、「ゲーリーラバージグ」に「ゲーリーツインテール」のセットから始まりました。
この後キャリラバの威力に目覚め、ウィードが伸びる前やウィードの無いKM池やO野池はキャリラバ、その他はゲーリーラバージグというローテーションが完成しました。
今から18年くらい前です。



その後ゲーリーが廃盤になったのでエバーグリーンのプロフェッショナルジグ。
今は菊元さんのジグというイメージが強いですが、昔は「今江チューン」の触込みでした。

その後空前の「常吉リグブーム」に僕もガッツリと乗り込んでしまい、ジグを全く投げない時期がありました。
そんな僕を再びジグに熱くさせてくれたのが、「depsスライディングジグ+ベビーブラッシュホグ」のコンビでした。
フォールでもボトムでもよく釣れるジグでした。
このジグは今でも1軍です。

その後琵琶湖ではヘッド形状とガードのバランスのとれたティムコのパワーグライドジグ、カバーではイマカツのモグラジグが愛用となって現在に至ります。
モグラジグはほぼテキサスリグに近いアイの位置ですね。



カバーに強い順に並べていくと
「モグラジグ」→「スライディングジグ」→「パワーグライドジグ」→「キャリラバ」
となります。

逆にリアクション要素が強いのは
「キャリラバ」→「スライディングジグ」→「モグラジグ」
となります。
「パワーグライドジグ」はウィードに引っ掛けるという少し特殊なスタイルですね。

ということで次回はジグに最適なロッドのお話です。