みなさんこんにちは。
出張整体師 岡林秀和です。
前回は「きれいの法則」でした。
今回は出張整体で開業・経営するための第８の法則です。
今回は、人間のパフォーマンスをあげるために大事な法則です。
それは・・・
「ゆるみの法則」です。
「ゆるみの法則」または「リラックスの法則」ともいいます。
どういうことですか？というと、
人間の能力が発揮しやすい状態というのは
必要なところに力が入って
必要でないところの力が抜けているときです。
つまり適度にリラックスしている状態です。
ただほとんどの場合、全体的に余計な力が入っています。
ですから、たいていの場合は力を抜く(力みをとる)ことを
意識すると良い場合がほとんどです。
実は、人間は余分な力が入ると、
その人がいる近くの空間にも力が入るんです。
たとえば、出張整体師に余計な力が入っていると
お伺いした部屋の空間に力みが入ります。
すると、クライアントさんの身体も無意識に
緊張することになります。
ですから特に、初めてお伺いするときは
いつもより余計にリラックスした状態であるといいのです。
「それが一番難しいんです」といわれそうですが
実は簡単なんです。
そのやりかたの1つは、精神論ではなく
身体を意識して直接変えてしまう方法です。
ポイントはたった一つそれは
「顎（あご）」です。
「緊張しているときに力が入りやすい部分の
代表例を1つあげるとするとなんですか？」
と聞かれたら「それは顎です」と今の段階では答えます。
緊張しやすい方っていらっしゃると思うんです。
人前で自己紹介する場面があったとして
順番が来る直前に頭では「リラックス、リラックス」と思っていても
心臓はバクバクしていることってあるじゃないですか？
もちろん場数を踏めばだんだん慣れてきますが、
どうしても緊張してしまうことってあります。
ただ緊張しやすい場合の心理的なパターンというのがあるんです。
それは何かというと・・・
「自分をよくみせよう！」です。
自分をよくみせようと思うと
「ああ言いったほうがいいかな？
いやこう言ったほうがいいかな？」
など頭の中で、あれこれ考えてしまいます。
ほとんどの場合、あまり緊張せずに喋られる方は
喋る前に「なんだか緊張しています」と言える方です。
どういうことかというと
ありのままの自分を出せる人はあまり緊張せずにいられます。
「自分はこんな人間です、今こんな状況です」
っていっちゃえば楽なんです。
ですから、緊張せずにゆったりリラックスするためのポイントは
できるだけ「普段の自然体」でいることです。
それで、自然体の時って顎に力はそんなに入っていないんです。
ですから、できるだけ自分を自然体に近づけたいときは
少し顎の力を抜いてみるといいんです。
するとリラックスして自然に身体が緩んできます。
抜き方は簡単です。
あなたが雲の上で寝ころんで
「よだれ」をでしているのをイメージしてください。
簡単にいうと、少しだけ口を空けるようにするのです。
上下の奥歯に隙間を作るイメージです。
唇の形で言うと小さい「お」の感じでしょうか。
以前に「プロの出張整体師なんだ」という覚悟が必要という話をしましたが
覚悟ばかりしすぎても力みが出てしまいますから
お宅にお伺いする前に「力んでいるなあ」と思っときは、できるだけ
顎の力を抜いて「ポカーン」と口を空けてやるといいのです。
（ただし口呼吸ではなく鼻呼吸がいいですよ。）
すると自分の身体が緩んで、整体中も手などで
微妙な感覚を感じ取りやすくなります。
そうなると、クライアントさんもリラックスしやすくなってきますよ。
極度の緊張をしている人はだいたい顎がガクガクと震えています。
寒いときもそうですね。
身体が固まると顎に力が入りやすくなってしまうんです。
身体をゆるめて、クライアントさんにリラックスして
受けていただくために、自分の顎の力を抜くのは
ポイントの一つとして憶えておくといいですよ。
整体技術に関しても「緩める」という作業は
大変大事なものとなります。
今回も最後までお読みいただき感謝します。
次回は「出張整体で開業・経営するための第９の法則」です。
次回更新予定は、1月２０日（火曜）です。
それではお楽しみに！