サバイバルな環境で飲料水を作る方法
How to filter drinking water while surviving in the woods
2月15日【Natural News】 http://www.naturalnews.com/048642_water_purification_homemade_filter_survival.html#ixzz3TB26wFUc より翻訳
「水は命」といういう表現があります。・・・そしてよいプレッパーであれば誰もが知っている通り、大災害に直面している際のサバイバル戦略を計画している時には、まず最初に考えるべきものです。
人間は、水がなければ3日間以上はもちません。そのため、通常の水の供給が手に入らなくなった非常時の場合に備え、適切な量の飲料可能な水を確保することが命綱になります。
でももし、あなたの備蓄分がなくなったり、あるいは移動中で生き延びるために必要な安全な飲料水を十分に携帯することができない場合はどうしたらよいでしょうか？
ほとんどの場合、水源を見つけることはそれほど難しいものではありませんが、しかしきれいで飲んでも安全な水を見つけることは、それとは別の問題です。
以前に私が指摘したとおり、飲んでも安全な水を十分に浄水する方法はいくつかあります。化学物質を使ったり、あるいはフィルター（ろ過）システム、または単純に沸騰させるだけなどの方法です。
しかし、水を沸騰させたり、あるいは化学的に処理した水の問題は、その方法だけでは水の中の沈殿物や他の粒子を取り除くことはできず、水の味を改善することは決してないところにあります。
そしてもし、あなたの置かれた状況が、浄化に必要な化学物質が入手できないものであったり、あるいは何らかの理由で火を使うことができなかったりする場合、手に入る素材は何でも利用して単純な水のフィルターを作り出す必要があるようになるかもしれません。
ほとんどどこででも手に入りそうな素材を使って単純な水の浄化フィルターを作るのは、実際にはとても簡単です。
まず最初に、その場しのぎ用の浄水フィルターの本体になる円柱状のものが必要です。使用済みの清涼飲料のペットボトルが最高です。これは幸か不幸か、どこででも、たとえ森の中であっても簡単に見つけることができます。
標準的なプラスチックボトルを使用する場合、飲み口部分をフィルターの底にしてください。
まず、ペットボトルの底の広い部分を切り落とし、上下をひっくり返して次の順番どおりに材料を入れていきます。
一番目の層（一番下）：フィルターの一番下には、可能であればきれいな織物（布）を入れます。手元に布がない場合は、乾燥した草や小石をフィルターの底に入れてください。
二番目の層：フィルターの中でも、これが一番重要な層です。炭は不純物を除去するのに非常に効果的で、さらに飲料水の味を改善してくれることでしょう。
焚き火を始め、冷めた後に炭を集めて作ることも可能ですし、あるいは古いキャンプファイヤーの跡や、稲妻に直撃された木から炭を入手することも可能です。可能な場合は、少なくとも数インチ（1インチは約2.5cm）の深さを作ってください。
三番目の層：炭の層の上には、砂の層を作ります。可能であれば、砂と炭の層の間に、布の層をもう一つ入れてください。
四番目の層：砂と炭の層の上に、小石の層を作れば、水を浄化する準備ができたことになります。可能な場合は、水をフィルターに通す前に石くずをろ過するための布の層をもう一つ作ってください。
あなたの「ヒルビリー（田舎者）浄水フィルター」が上手くできていれば、水がフィルターを通って出てくるまでに少し時間がかかるはずです。水があまりにも早く流れ出る場合は、フィルターの層の厚みが足りていないか、あるいはフィルターの目が十分につまっていないためです。
ただし、炭だけでは病気の原因となる細菌やその他の生命体のすべてを完全にろ過することはできません。このろ過システムは、他の化学処理や沸騰処理などと併用する必要があります。
水を他の方法で処理する前にこの方法で水をろ過することで、水の味と見た目が格段によくなります。また、水を煮沸したり他の方法で処理できない状況にいる場合でも、このシステムでろ過することでマシにはなりますが、これはどうしても他の方法で飲料水を手に入れることができない場合だけに留めておくべきでしょう。
ペットボトルでサバイバル用浄水フィルターを作る方法
Survival Water Filter with a used water bottle
【参照】
http://www.edthatmatters.com
http://www.instructables.com
（翻訳終了）
*****
【コメント】
サバイバルにしろ、オフグリッドな生き方にしろ、本文中にもあるとおり生き物の命綱である水くらいは自分で面倒がみれるようになりたいものです。
ペットボトル自体、身体にも地球にも望ましいものではないのですが、こういったサバイバルな環境では便利に使うこともできます（ペットボトルを燃料化する動きもあるようですが、大自然のとても美しい場所で捨てられたペットボトルの山を見るのは本当に不愉快なものです）。
ペットボトルの水は環境問題だけでなく、健康にも望まし くないですし、一般的に販売されている浄水器にも（重金属が残っている、化学物質をすべて除去できているわけでもないなど）かなりの問題があります。日本 はまだきれいな水に恵まれている方ですが、水道水が飲める国というのも少なく、本当に「きれいな水」は世界的にはとても貴重です。そのうち水だけにテーマを絞っていろいろとまとめたいくらいです。
余談ですが、浄水する錠剤を友人から旅行中にもらったものの、使うことなく日本に持って帰ったことがあります。私がよほど怪しく見えたのか、到着した空港の税関で別室に連れ込まれ、その錠剤がコカインか別の麻薬でないか目の前で検査されたました（笑）
一応、ただの浄水タブレットだと説明はしたのですが取り合ってももらえずに、ピンクになればコカインで赤くなれば覚醒剤？だと教えてもらいました（その組み合わせはよく覚えていません）。
そんなこともありますし、健康のことも考えるとやっぱり面倒でも、可能な限り煮沸消毒が一番ですね。ただ万が一に備えて、浄水タブレットも持っていると安心かもしれませんが。。。
How to filter drinking water while surviving in the woods
2月15日【Natural News】 http://www.naturalnews.com/048642_water_purification_homemade_filter_survival.html#ixzz3TB26wFUc より翻訳
「水は命」といういう表現があります。・・・そしてよいプレッパーであれば誰もが知っている通り、大災害に直面している際のサバイバル戦略を計画している時には、まず最初に考えるべきものです。
人間は、水がなければ3日間以上はもちません。そのため、通常の水の供給が手に入らなくなった非常時の場合に備え、適切な量の飲料可能な水を確保することが命綱になります。
でももし、あなたの備蓄分がなくなったり、あるいは移動中で生き延びるために必要な安全な飲料水を十分に携帯することができない場合はどうしたらよいでしょうか？
ほとんどの場合、水源を見つけることはそれほど難しいものではありませんが、しかしきれいで飲んでも安全な水を見つけることは、それとは別の問題です。
以前に私が指摘したとおり、飲んでも安全な水を十分に浄水する方法はいくつかあります。化学物質を使ったり、あるいはフィルター（ろ過）システム、または単純に沸騰させるだけなどの方法です。
しかし、水を沸騰させたり、あるいは化学的に処理した水の問題は、その方法だけでは水の中の沈殿物や他の粒子を取り除くことはできず、水の味を改善することは決してないところにあります。
そしてもし、あなたの置かれた状況が、浄化に必要な化学物質が入手できないものであったり、あるいは何らかの理由で火を使うことができなかったりする場合、手に入る素材は何でも利用して単純な水のフィルターを作り出す必要があるようになるかもしれません。
ほとんどどこででも手に入りそうな素材を使って単純な水の浄化フィルターを作るのは、実際にはとても簡単です。
まず最初に、その場しのぎ用の浄水フィルターの本体になる円柱状のものが必要です。使用済みの清涼飲料のペットボトルが最高です。これは幸か不幸か、どこででも、たとえ森の中であっても簡単に見つけることができます。
標準的なプラスチックボトルを使用する場合、飲み口部分をフィルターの底にしてください。
まず、ペットボトルの底の広い部分を切り落とし、上下をひっくり返して次の順番どおりに材料を入れていきます。
一番目の層（一番下）：フィルターの一番下には、可能であればきれいな織物（布）を入れます。手元に布がない場合は、乾燥した草や小石をフィルターの底に入れてください。
二番目の層：フィルターの中でも、これが一番重要な層です。炭は不純物を除去するのに非常に効果的で、さらに飲料水の味を改善してくれることでしょう。
焚き火を始め、冷めた後に炭を集めて作ることも可能ですし、あるいは古いキャンプファイヤーの跡や、稲妻に直撃された木から炭を入手することも可能です。可能な場合は、少なくとも数インチ（1インチは約2.5cm）の深さを作ってください。
三番目の層：炭の層の上には、砂の層を作ります。可能であれば、砂と炭の層の間に、布の層をもう一つ入れてください。
四番目の層：砂と炭の層の上に、小石の層を作れば、水を浄化する準備ができたことになります。可能な場合は、水をフィルターに通す前に石くずをろ過するための布の層をもう一つ作ってください。
（画像：http://www.instructables.com/id/How-to-purify-your-water/ より）
あなたの「ヒルビリー（田舎者）浄水フィルター」が上手くできていれば、水がフィルターを通って出てくるまでに少し時間がかかるはずです。水があまりにも早く流れ出る場合は、フィルターの層の厚みが足りていないか、あるいはフィルターの目が十分につまっていないためです。
ただし、炭だけでは病気の原因となる細菌やその他の生命体のすべてを完全にろ過することはできません。このろ過システムは、他の化学処理や沸騰処理などと併用する必要があります。
水を他の方法で処理する前にこの方法で水をろ過することで、水の味と見た目が格段によくなります。また、水を煮沸したり他の方法で処理できない状況にいる場合でも、このシステムでろ過することでマシにはなりますが、これはどうしても他の方法で飲料水を手に入れることができない場合だけに留めておくべきでしょう。
ペットボトルでサバイバル用浄水フィルターを作る方法
Survival Water Filter with a used water bottle
【参照】
http://www.edthatmatters.com
http://www.instructables.com
（翻訳終了）
*****
【コメント】
サバイバルにしろ、オフグリッドな生き方にしろ、本文中にもあるとおり生き物の命綱である水くらいは自分で面倒がみれるようになりたいものです。
ペットボトル自体、身体にも地球にも望ましいものではないのですが、こういったサバイバルな環境では便利に使うこともできます（ペットボトルを燃料化する動きもあるようですが、大自然のとても美しい場所で捨てられたペットボトルの山を見るのは本当に不愉快なものです）。
ペットボトルの水は環境問題だけでなく、健康にも望まし くないですし、一般的に販売されている浄水器にも（重金属が残っている、化学物質をすべて除去できているわけでもないなど）かなりの問題があります。日本 はまだきれいな水に恵まれている方ですが、水道水が飲める国というのも少なく、本当に「きれいな水」は世界的にはとても貴重です。そのうち水だけにテーマを絞っていろいろとまとめたいくらいです。
余談ですが、浄水する錠剤を友人から旅行中にもらったものの、使うことなく日本に持って帰ったことがあります。私がよほど怪しく見えたのか、到着した空港の税関で別室に連れ込まれ、その錠剤がコカインか別の麻薬でないか目の前で検査されたました（笑）
一応、ただの浄水タブレットだと説明はしたのですが取り合ってももらえずに、ピンクになればコカインで赤くなれば覚醒剤？だと教えてもらいました（その組み合わせはよく覚えていません）。
そんなこともありますし、健康のことも考えるとやっぱり面倒でも、可能な限り煮沸消毒が一番ですね。ただ万が一に備えて、浄水タブレットも持っていると安心かもしれませんが。。。
