普通のテレビを見て、普通にお出かけをしていると、まるで前とは何もかわっていないかのような平和な世の中のようですがニュース、特にオルタナティブなニュースを見ると、

・核災害
・世界中で多発する異常気象(火の玉落下も含め)
・世界金融システムの不安定感
・市民による暴動の激化や増加
・新しい感染症の流行
・戦争・第三次世界大戦の可能性

など、あたかも世界の終りであるかのようなニュースであふれています。


そんなニュースを見て、「うちだけは大丈夫だろう」「まさか、そんなことは起こらないだろう」と楽観的に構え、何も考えないのも選択肢の一つでしょう。しかし、その一方でそのような「世界の終り(アルマゲドン)」に備えている、「Prepper(プレッパー)」などと呼ばれている人達がいます。


プレッパーはアメリカにしかいないものかと思っていたら、昨日、YouTube にこんなおもしろい番組を見つけました。







「Preppers UK Episode1 」






「Preppers UK Episode2 」


これはナショナル・ジオグラフィックが制作したイギリス各地のプレッパーらを取材した番組で、これに登場しているプレッパーな人達には、スーパーマーケットの店員や元ITの管理職の人、退役軍人(落下傘部隊)、born again Christian というキリスト教の新しい宗派の人、12歳の少年など様々です。


世界金融の崩壊や自然災害、戦争などに備えて、それぞれ多種多様な方法で準備をしており、有事の際に家に籠ることを想定して備えている人や、森などに脱出することを前提に備えている人、あるいはすでに家を出てテント暮らしながら工場に食費などを稼ぎにいる人がいました。



中でも、エピソード2の26分頃から登場する12歳の少年には驚きました。両親は特にプレッパーなわけでもないのですが、彼自身は3才からサバイバルに興味を持ち、9歳から災害に備え始め、今では自らサバイバルのヒントを撮った動画を投稿し共有したり、非常時用のバッグを準備しているのです。

しかも自分の分だけでなく、両親や8歳の妹の分まで準備しており、妹用のバッグにはぬいぐるみも入れていて、「だって、そんなことが起こったらまだ若い妹には、かなり精神的に酷だと思うんだ」と、そこまで考慮してあって、かわいいのですが、世界の状況などに対する彼の意見を聞くと、とても12歳とは思えないような知識と洞察力を備えていて、アホな大人の私は自分が恥ずかしくなりました。

彼は世界金融システムが崩壊すればインターネットなども当然ダウンすることが予測されるから、ということで今のうちにサバイバルに必要な知識や技術を学んで、父親と森に出かけてそれを実践することで身につけている賢明さ!たしかに、つい便利なインターネットに情報を依存しがちですが、それすらいつまで使えるか保証はないんですよね。


少年の他には、多くのプレッパーらがご自慢の「サバイバル・グッズ」を集めている中で、スコットランドの男性は、世界金融が混乱すればお金などに頼ることはできないからと、シンプルなナイフだけなどのツールを用いて、あらゆるサバイバルグッズを作り、居住スペースも手作りしているのも印象的でした。


イギリスでは法律上、武器等の取得・保管は多くが禁止されていますが、その状況でも入手可能な保身・食料確保用の武器を備えている人も多いようです。また、様々なサバイバルグッズのほか、「野菜の種」などを備えている人も何人もいます。


テントに定住している元ITの男性はもっと知性的なプレップをしていて、「世界のシステムが崩壊した後、新しい世界を構築するために必要な知識の記された電子書籍」を数十冊していました。


あるイギリス人作家はイギリスを離れ、人里離れたヨーロッパの某国に住まいを構えて、家族と共に狩りなどをして暮らしています(エピソード1)。イギリスは島国ですから、「非常時」に国から脱出できなくなる可能性もありますし、いいアイディアだと思います。

彼はまた、「歴史のパターンを顧みると、いつも同じようなパターンで物事が起こっていて、現在は何か有事が起こりそうな前触れがたくさんあるから、備えている」とも言っています。


動画は英語のままなのですが、映像を見ているだけでもサバイバルのヒントが散りばめられていますので、サバイバルなどに興味のある方にはお勧めです。


番組とは直接は関係ありませんが、旦那の友人はイギリス北部の大都市に住んでいるんですが、なんとそのパッと見はごく普通の住宅の中に、核爆発があっても大丈夫なシェルターを自分で作っちゃったそうです。しかも、2年間はその中で生活できる準備もできているとか。


番組に登場した人の多くが

「最善の未来を望み、最悪の事態に備えよ」
 (Hope for the best and prepare for the worst.

「備えあれば憂いなし」
(Better to be safe than sorry.)

と言っていましたが、健康と同じで、自分や家族の安全くらいは自分で守れるような体制を整えておいて損はないかと思いますし、なにより心強いかと思います。

このプレッパーの人たちは、準備をするのが趣味と化しているようで、すごく楽しんでやってるみたいでした。また、火の起こし方や水や食べ物、シェルターの確保の仕方など、子供たちにもいい教育になりそうです。

我が家は最低限の非常時用グッズがまとめられていますが、元々こういう「サバイバル」なことが好きなので、プレップにはまりそうですドキドキ



***


また、サバイバル/アナーキーなどにご興味のある方、こちらのグルっぽがお勧めです。


サバイバル原人かい?(会)

最近始まったばかりのグルッぽです。サバイバル情報などで盛り上がりませんか♪

「 脱電気、エコ生活、お金を使わない節約生活

アナーキー(自立)

得た物を無償で与える

お金の無い世界 になれば良いな

目的:健康的生活 人を喜ばせることに新しい価値を見出す」のを目指してます。