現在のギリシャの首相ルーカス・パパデモスは国民の選挙によって選出された人ではありません。
ギリシャ経済危機のために追い出された当時の政権の補充として、連立政権によって首相の座に就いただけの人です。首相の前は欧州中央銀行の副総裁の座にいました。彼は、日本の野田首相とまったく同じでただの 「売国奴」です。
RTで人気のアメリカ人経済ジャーナリストで、同チャンネルで「Keiser Report」という人気番組を担当しているマックス・カイザー(Max Keiser)は、同チャンネルの最新ニュースのコーナーで
「ギリシャは経済的『大虐殺』」に向かっている」と言っています。
2月10日 http://rt.com/news/greece-debt-holocaust-keiser-015/
カイザーが言いたい放題言っています。
「ギリシャの負う負債は、ギリシャが招いたものではなく、ドイツ、イギリス、アメリカなどの国が不良債権をギリシャに押しつけたのが原因です」
「ギリシャは、単に次のターゲットになっただけです。ギリシャは革命を起こし、自らの主権を取り戻すべきです」
「銀行から不明となって消えた顧客のお金はそのまま戻って来ません。銀行システムそのものが無法地帯だからです」
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2月13日 【RT】 http://rt.com/news/greek-parliament-approves-austerity-129/
「暴動で混乱中のギリシャで、財政緊縮法案が可決される」
ギリシャの壊滅的被害を招くデフォルトを回避するため、EUやIMF（国際通貨基金）から1300億ユーロ(約13兆円)の財政支援を受ける前提条件となっていた、厳しい財政緊縮策がギリシャ国会で可決された。この法案に反対する暴動の最中に行われたものである。
月曜に可決された法案は、15,000人の公務員を削減し最低賃金を20パーセント引き下げることを認めるものだ。
278人の議員のうち199人が同法案に賛成し、それに反抗した議員の多くが所属政党から除名された。
投票が始まる前、ルーカス・パパデモス首相は、もし法案が可決されなかった場合は「収集のつかない経済的混乱」を招くと警告し、この手段が命運を左右するという重要性を強調した。
「もし計画を受け入れなかった場合の経済的・社会的な破壊的状況と比べると、この計画の実行による社会的費用は、限定されたものだ」パパデモス首相はテレビ演説で述べている。
日曜にはシンタグマ広場にある国会議事堂の建物に向かい、10万人の反対派がこの財政緊縮策に反対意志を表明するための行進を行った。デモ参加者は警察隊と衝突（動画）し、アテネの中心部に向かう途中では建物に放火したりしている。数十人の警察官が負傷し、55人以上の反対派は病院に運ばれている。
警察の報道によると、首都アテネにあった店舗150軒、ビルが34軒が激怒した暴徒によって略奪の対象となった。家電販売店だったと思われる３階建てのビルは放火によって深刻な被害を受けている。その他には映画館、銀行、携帯電話取扱店、ガラス製品取扱店、コーヒー店などが被害を受けていると、消防署に駐在しているAP通信が報道している。
ギリシャのジャーナリスト Eirini
Zarkadoulaは、日曜のデモは、2008年の暴動の際に、学生が警察官によって殺害された事件以来の最悪の日であったという。
「一般国民は本当に怒っており、暴力行為はこれでおさまらないでしょう」
この緊急法案はギリシャの債権を所有する海外の債権者が要求したもので、その見返りとして第二回目となる1300億ユーロの財政支援が行われる条件となっている。ギリシャ政府の巨大な負債に対する利息を支払い、同国の急速に縮小し続ける経済が焦げ付かないようにうためにこの現金が必要とされている。
しかし、ベルギーの国際的会計士Lode Vanoost氏は、EUは最初からギリシャを救済する意志などなく、EUは、ギリシャで社会的試みを実行する一方で、ユーロ通貨を守ろうとしているだけだ信じている。
「EC（欧州委員会）は社会民主主義的な機関ではなく、新自由主義的な機関です。彼らにはEUの普通の人民よりも優先すべきものがありますから」彼はRTに語る。「これは私にとっては、民主主義に対する戦争行為です」
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ギリシャと思われる国の悲惨な実情とデモがこちらの映像で垣間見ることができます。
全部ギリシャ語ですが、音楽と映像だけです。
