2月4日 【Care2】  「遺伝子組み換え作物は不要 ドイツの決断」

 ドイツの世界最大化学品メーカーBASF社はドイツ国内のバイオ技術部門を閉鎖することになった。国民や政治家らからの遺伝子組み換え作物に対し、非常に強い抵抗を受けたことが原因だ。
 この閉鎖は、ドイツ人がテクノロジーに反対している事案の一つであると不満を漏らす研究家もいるが、反対派は大喜びだ。


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2004年9月 【オーガニック食品系サイト】  「コスタリカでモンサント社が締め出される」

 遺伝子組み換え作物の世界シェア90%を占めるモンサント社がコスタリカで遺伝子操作したコーンの販売を見合わせ、また同国から撤退することを決定した。コスタリカは国内に遺伝子組み換え作物を一切認めない運動を強化し続けている。

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イギリスの遺伝子組み換え作物に対する政策 【英政府Department for Environment and Rural affairs】

 イギリスではGM作物および関連している製品の栽培・販売は原則として禁止されており、例外としてGM作物を栽培する必要などがある場合は政府に許可を取る必要がある。政府は申請を受けた場合は各ケースごとに環境や人体への安全性を厳密に検査した上で認める場合がある。
ただし、大豆は例外として動物のエサや食料品への混入が認められている

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そして日本では

2月7日 【読売新聞】http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20120207-OYT8T00332.htm

「TPP参加 米は難敵」
「・・・食肉協会は、米国産牛肉の輸入緩和につながる「科学的根拠に基づいた国際基準の順守」を賛成の前提としている。・・・・」

2011年12月29日 【Wedge infinity 日本語ニュースサイト】http://wedge.ismedia.jp/articles/-/1640
「遺伝子組換え表示制度  感情的な主張では国際交渉は闘えない」

米国やEU等でも安全性が検討され、認可されたものだけが日本にも輸入されています。」
「組換え作物が環境や食品・飼料の安全性で従来の作物や生体よりリスクが高いという科学的証拠は、現時点でない」と結論づけています。これが、世界の科学者の意見の大勢です。」

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・・・アメリカの食品医薬品局の副局長は、元モンサントの上級顧問を務めていた人物です。もちろん「安全」と言うのに決まっています。
同社が開発したベトナムの「枯葉剤」も、最初は「安全だ」と言われていましたが、実際にはそうでなかったことは世界中が知っています。
日本に流通し始めたダイエット・ピルがしばらくしてから、その危険性が騒がれたりすることもよくあります。

遺伝子組み換え作物自体が比較的新しい発明なので、安全性の確認には長期間がかかります。
人体への安全性などという、重要な問題を確認するのですから、長い年月がかからないとおかしいのです。

ところがこのサイトによると、「世界の科学者の多勢」が「現時点では危険だという証拠がない」と言っているから大丈夫、という論理のように見受けられます。危険性は実証されていなくても、安全性も確認されていません。片手落ちでしょう。
経済の発展よりも、日本人の健康を守ろうという気概はないのでしょうか。

安い輸入食品が国内に流通することで食料品の値段が下がるのは嬉しいことです。
でも、今の日本(イギリスも)では食料品は豊富に手に入ります。豊富過ぎて、廃棄される食品が多いことも実際に何度も目撃していますし、正直、私もたまに捨てたりすることもあります。
そこまでして食料品の価格を下げても、大量に捨てているんだったらあまり意味がないのでは?
安く簡単に手に入る物は、簡単に捨てられてしまいますよ。

 「グローバル化とは人・モノ・サービスが国境を越える活動することをいう」


国民には根強い反対論があり、アメリカ側も日本の参加をそれほど望んでいないTPP。
野田政権は、何の目的でTPPなどに参加しようというのでしょうか。

TPPが日本の経済を立て直すとは到底思えませんが、経済発展が大事なことはもちろんです。
でも経済と日本国民の健康を比べた場合、私は健康の方が大事だと思います。

まあ、政府は経済を国民の安全に優先させていることは、震災と東電のことを考えると、わかりきったことなんですが
日本政府だけでも無茶くちゃなのに、アメリカからの内政干渉が加わるなんて、本当にまっぴらです。

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おまけ 新型インフルエンザに有効とされているタミフル
毎年、インフルエンザのウィルスの種類は異なっているのに、この薬品の売り上げは順調に伸びています。
2010年2月3日【朝日新聞】 http://www.asahi.com/special/09015/TKY201002030318.html
「『タミフル』の2009年の国内売上高が前年比約9倍の762億円と過去最高。純利益は566億円」
(しかし利益率が非常に高い製品なんですね)

このタミフルを1996年に開発した米会社「ギリアド・サイエンシズ」では、1997年から2001年まではアメリカの国防長官ドナルド・ラムズフェルドが会長を務めていました。製薬会社(人を助けるのが担当)の会長が軍高官(人を殺すのが仕事)の天下り先になっている国のいう「安全性」って、どんなものなんでしょうか。


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また昨年ごろには、イギリスの人気TVシェフ、ジェイミー・オリバーが、アメリカに行って食育キャンペーンを行った際に、
マクドのチキンナゲットについても言及しているようです。

「毒をくわらばマクドナルドまで」 http://homepage.mac.com/ehara_gen/jealous_gay/mcdonalds_poison.html

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1月24日 http://www.naturalnews.com/034777_Pepsi_aborted_fetus_cells_soda_flavoring.html#ixzz1lkRFK8qs
「オクラホマの議員がペプシを禁止することに」

ペプシの製造の際に使用されている「香味料」の原料があるものだったからだそうです。
私はコーラの方が好きなので、まったく構いませんが。