エレカシを聴いて机に突っ伏してから3日。
さすがに突っ伏し続けると首が疲れるし飽きるので(笑)、仰向けに転がったり、ストレッチをしたり、走ったり、色々しているけれど、その間もずっとエレカシを聴いている。
寝るときも、ね。
親しい人なら大体が知っていることなのだけれど、私の、音楽からの影響の受け方は、ハンパじゃない。
ちょっと、危ない。
どれくらいかと言うと、iPodを聴きながら道端で倒れたり、仕事で毎日歌を歌っていたら、感情移入し過ぎて過呼吸になって、以来音楽の仕事はマネージャーNGが出たり(笑)。
四コマ漫画のシリーズができそうなくらい、音楽に触れると面白いくらいオチがつく私。
この仕事に限った話ではないかもしれないけれど、何かを発信する仕事をしている人間は「抑圧」というものに振り回される機会が多々ある。
中にはそのジレンマに潰されてしまう人もたくさんいる。
でも私は、表現者にとっては必要不可欠なものなのではないかとも、一方で思っている。
体内に鬱屈していたものを良きところで全身に循環させ、爆発させる。
つまりがビッグバン。
ビッグバンと同時に生まれるのが、すなわち「作品」。
ただ、爆発させるタイミングを失うと、抑圧は、体を蝕むただの「毒」。
そういう意味で、私たちは、紙一重の世界に生きている。
立て続けに、デリカシーのない言葉や、「アドバイス」というていの押しつけをいただいちゃう機会に恵まれて(?)、私は、音楽を聴いた。
私にとって音楽はモンスター。
だけど時々、別の役割を担ってくれる。
「シャットダウン」
そして、
「共感」
この2つを堪能できるときの音楽は、私にいい作用をもたらしてくれる(ちなみに、シャットダウンと共感、ここに、別世界への招待、が加わったのが、趣味の読書だったり、年に1、2度しかいかないライブだったりする)。
エレカシは、いいね。
ほんとに、いい。
別世界へ誘拐はしてくれなくても、あー踏ん張ってみよう、と思える。
いい意味で、やっぱりモンスター。
ブログではもちろん、プライベートでも悩みや弱音はほとんど言わない私。
ブログは、私のプロ意識がそうさせているわけで、確実に「ブロガー」という人格が私の中にいる。
プライベートは、単純に聞き役が多いのもあるけれど、そもそもあまり悩むタイプじゃないので不要っちゃ不要。
仕事に関しては、傲慢すぎるけれど、私は感受性のプロなので、自分より感受性の弱い人に何を相談すればいいのか分からない。
今年は、ビッグバン寸前で感受性の弱い人に会う機会に恵まれた(?)。
そういう仕事は非常に悲しい。
ひたすらに毒がまわるだけ。
そんなとき、一番悩みを吹き飛ばしてくれるのが、ビッグバンを起こしたアーティストや作家の作品。
つまり、自分より繊細な先輩が自ら生んだ作品。
これっきゃないのだ。
ビッグバンを起こす前に、体内を巡った毒。
エレカシのおかげで、下手な自爆をせずに済んだ。
もう少しデトックスをしたら、シャットダウンもやめようね。
再来年あたり、ビッグバン、できるといいなぁ。
小説、という形でね!
女優で、じゃないのか、私。
骨太で感受性の豊かな人に、会えるといいけれど。
美味しい上澄みだけ掬っても、面白い作品なんて生まれるわけないのにね。
だから、
自分で創るしかない気がする。
おっと。
ずいぶん強気なブログだなぁ。
自分を信頼してる感、すごいね。
これでもだいぶ柔らかく書き直したんだけれど。
ね。
音楽を聴くと、こういうことになるから困ったもんだ。
お後がよろしいようで。