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2016-11-27 04:26:09

テーマ:ブログ

小さなキャリーケースでお米を買いに行っていることを友人に打ち明けたら、Amazonで買えばよろしかろうと言われまして、目から鱗だったわけです
なんで思いつかなかったのだろう
しかしAmazonって、すごいんですね
お米のラインナップ、充実してました
普段は1,2Kgしか重たくて買えないけれど、せっかくだから2,5Kgのお米を買っちゃおう、あ、以前お店でいただいて美味しかったお米も売ってるじゃないか、んー、迷うけど、一つは無洗米にしちゃえばいっか、でも両方で5Kgか、ふむふむ、そんなに食べられるのか?
などと考えて、結局二つとも購入した私
そして今、私の目の前には、届いたばかりのお米が二つ並んでいます
5Kgが二つ
計10Kgのお米があるのですが、どういうことでしょうか
おそらく、「二つで5Kgか」と悩んでいるうちに、「5Kg」だけが頭に残ってしまい、それを二つ分クリックしてしまったのでしょう
10Kgか…
10Kgだよね…
いけるよ、私!

数日後

10Kgのお米は、外食が続いていたのをやめ、自炊生活を取り戻すきっかけになりました
いつもより少し早く家に帰り、今日はどうお米を美味しくいただこうかな、と考えます
ハンバーグ食べたいな、煮物食べたいな、ではなく、お米をどう味わうかを先に考えて、おかずを決めていくのはとても新鮮です
するとどういうわけか、味つけが更に薄味になり、どういうわけか、粗食になり、そのぶん自然と副菜を多く用意するようになりました

数日後

おにぎりを作って公園で食べたりもします
通りかかったおばあさんが、ベンチでおにぎりを頬張る私を見て、あなた可愛い人ね、と声をかけてくれました
いい年ですんで、と返すと、おばあさんが、女の可愛さについて話してくれました

数日後

おにぎりを作って朝一番のロマンスカーに乗ったら、70才のたいへんお洒落なおじさまと隣りの席になりました
おじさまは、コンサルタント会社の社長だそうで、何故か私に興味を持ってくれ、ひっきりなしに話しかけてくださいました
おじさまは、自らが志を持って起業したその経験から、志ある若者には積極的に融資してあげたいと思っているのだけれど、なかなかそう思える若者に会えないと言っていました
今の人たちはだめ、あなたは賢いけど、今の人たちは知識だけだもの、
と言うので、私が、
知識と同じくらい、知恵が必要ですよね
と言うと、おじさまはそれがたいへん気に入ったらしく、上手い!と声を張り上げ、そうなんだよ!知恵がないんだ!知恵だよ知恵!知識と知恵!と確認するように繰り返していました
一応追記しておくと、おじさまの若者に対する思いは優しさに満ちたもので、厳しい意見だけではなく、また、志ある若者に出会えたときは感慨もひとしおなのだということも教えてくださいました
聞けばおじさまは元々銀行勤めだったらしく、経済にお詳しいとのことで、私は、イギリスのEU離脱やキューバとアメリカの国交回復について、資本主義の今後についてなど、色々質問させていただき、おじさまも一つ一つ丁寧に答えてくださいました
また、私は今、戦後直後から高度経済成長期が始まる前までの日本について勉強しているのですが、70才のおじさまならギリギリ憶えていることもあるかもしれないと調子に乗ってついでに聞いたら、おじさまはご自身の記憶と、おじさまがお母様から伝え聞いた記憶の話を、やはり一つ一つ丁寧に答えてくださいました
実は私、今小説を書いているんです、と告白したら、おじさまは、あなたは絶対面白い文章を書くよ、だって知恵があるもの、と微笑んで、最後に、頑張りなさい、と言って、ロマンスカーを降りました
厚木で降りたおじさまは、96才のお母様に会いに行かれるとのことでした
今日はもしかしたらお母様と昔話で盛り上がったりされるかもしれないな、とホームを歩くおじさまの背中を見送りながら想像したら、なんだかやけにほっこりしました
それから私は、厚木から箱根に着くまでまだ時間があったので、鞄からおにぎりを出して、ゆっくりと食べました

そもそもはお米を買い間違えただけですが、たまには間違えてみるのもいいもんだな、と思います

ただそれだけの話

皆さん、いかがお過ごしですか?
雪が降ったりなんかして、急速な冷え込みに体がついていかないかたもいらっしゃるのではないでしょうか
そんなとき、なんとなく訪れた「やだな」から、ささやかな「いいな」が生まれたらどんなに素敵かと思います
それはきっと、心許ない日々を鮮やかに彩ってくれる確かなものになるでしょうから
例えば私の、「お米10Kg」からの、「人生の先輩たちとの出会い」「献立づくりにおけるプロセスの変化」のようにね
思わぬできごとから生まれた「いいな」を、私は「必然」と呼びます
お米を買い間違えただけのくせに、なにをまぁえらそうに
わっはっは

皆さんが、例え間違えても、ささやかな「いいな」を見つけられますように

明日も良き一日を

ごきげんよう


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2016-10-20 20:37:02

ヒーロー

テーマ:ブログ

あ。
Eテレの番組は、めちゃくちゃ面白かったです
すごくよくできていたし、私なんぞを特集していただける機会なんてめったにあることではありませんし、なにより、ディレクターの愛がとんでもなく強かったので、本当に出演して良かったと思っています

ただ、文章を書くことと膠原病を、他者が結びつけることに違和感を覚えたことは事実です
私は、「生きづらい世の中を、少しでも生きやすくするヒントとして、酒井さんの言葉を紹介したい」ということでオファーを受けたので、「膠原病のことは一切話したくない」というスタンスではなく、膠原病のことを話すならば、「酒井さんの言葉を紹介する、そして、膠原病という病についても紹介する」と2本柱でいくほうがわかりやすいのではないかと思っていたわけです
何故なら、先に申しました通り、膠原病だから文章を書いているわけではないからです
そのあたりを何度も確認した上で、コンセプトは「言葉を紹介する」ということだったので、なぜ回タイトルに膠原病が出てくるのかが解せなかったわけです
え?どっち?みたいな
ま、〜8人の男たちのPRがトラウマになってたんでしょうね へへ
膠原病という病気を知ってもらうことは私のだいじな役割だと思ってますので、また機会があったら、どこかでお話していきたいと思っていますよ

そして、亜希ちゃんのインタビューだけをまとめたDVDをいただきました
ディレクターさん、表に出すものじゃないのに、私しか見ないのに、編集してくれて、テロップとか入れてくれてた…
感動したなぁ
ありがとうございました
亜希ちゃんも、言葉を尽くしてくれてありがとう
亜希ちゃんがここまで私の深部まで理解してくれてるだなんて…
私を、恩人、ヒーローだという亜希ちゃん
そんなに立派なものではないけれど、亜希ちゃんのヒーローでいられるなら、私はなんだってできるぞと思いました
宝物になりました
元気を落っことしたら、DVDを見て、また元気を拾おう
ありがとう  ありがとう
これ、どこかに出さないともったいないなぁ

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そして、関係ないけど、綾子ちゃんの文章もありがたかった

二人の共通の言葉は、私と話した相手はみな「心が裸になる」ということ
それから今回の綾子ちゃんの文章には出てきてないけど、二人の共通認識は、私が自分の悩みを話さないということ、聞き役に徹してしまう癖があること
先日綾子ちゃんに「私、自分のことが話せない!」と駅のホームであらためて話したら、「悩んだときどうしてるの?」と聞かれ、「ジッとする!だって話せない!たぶん前世で何かあったんだよ!」と答えたら、綾子ちゃん「前世で喋り過ぎて処刑されたとか!?」と言うんで、なんじゃそりゃ!と大笑いしてしまった
喋り過ぎて処刑、って、すごい恥ずかしい、なんか
んはは
でも面白かったなぁ

言葉はたいせつ
言葉は宝

飲み込むことと同じくらい、表現することも難しい

友人たちが、私の“言葉”の理解者でいてくれて、さらにそれを“言葉”で返してくれることが、どれほど嬉しいか
異様なくらい“言葉”に出すことに執着しているくせに、私が自分の悩みを話さないことを知っているからこそ、彼女たちは、私に“言葉”で返してくれる
それこそが、私が自分の悩みを話さないでいられる根源なのかもしれない
「私へ」ではなく「私について」、という“言葉”と私の距離が、私から謙遜を取り払い、また私にとって異様なくらいの意味を持ち、届くことを知っていてくれるから

ありがたや

これが類友ならば、私は自分を労うことができる


明日も良き1日を

ごきげんよう



2016-10-19 12:13:00

不幸や悲しみは、無闇に振りかざしてはいけない

テーマ:ブログ

病を伝えたいわけではない、と言われていた
病める人を救う酒井さんの言葉を伝えたいと

病は関係ないのですか?かつて本の出版のPRで「ヒキがある」という理由で勝手に病を宣伝文句として利用されたことがとても悲しかったので、またそうなるのではと懸念してしまうんです
と話した。

そんなわけありません
私たちはゴシップな世界とは別です
スキャンダラスな伝えかたをするわけがありません
酒井さんの病については、酒井さんが発する言葉には自身の人生経験があって…ということの例として説明でいれる程度です
と返ってきた。

ではあくまでも、私の病ではなく、“病める人を救う言葉”をコンセプトにするということですね
絶対に病を利用しないですね?
と話した。

するわけありません
まったく触れなくはないけれど
放送前に編集に手を入れてもらってもいいですよ
と返ってきた。

わかりました
くれぐれも、「病だから文章を書いている」とか「病と闘いながら文章を書いている」「病なのに文章を書いている」など、文章と病を結びつけないでくださいね
病じゃなくても、私は文章を書いていたでしょうから
と念を押した。

と。
打ち合わせでの会話。
私は、
出演の条件として、私の書く言葉は、病の経験から書けることも確かにあると思うけど、病や休業があったから文章を書いているわけではないのでそこを都合よく結びつけないでほしいということ、
それから、
編集したVTRを事前に確認させていただくこと、
などをあげ、先方にも受け入れていただいた上で、慎重に進めさせていただきました
そして番組が出来上がり、私は細かにチェックしました
20代の頃に書いた言葉の引用が多かったので、
20代は膠原病より休業のほうが精神負担は大きかったですよ、
と話しても、ディレクターの子には全てを理解し番組に反映することはなかなか難しかったようです
私は、予告VTRまでチェックをし、この期に及んで主張されていた「病と闘いながら〜」といったような文言をカットしました
しかし、いざ見た告知では、病気、病気、病気

また病を宣伝文句に利用されたように感じてしまい、
なかなか受け入れられず、放送の告知ができませんでした
しかし、放送後に、母が労いの言葉をかけてくれて、ようやく受け入れられるようになってきました
いや、母に知られた以上は、“おんなじ”なのです
母に心配や悲しみを与えないことを第一に考えている私は、それが理由でこのブログで告知をしなかったところも大きかったけれど、その肝心の母が観た以上は、もはや、ね
間も無く再放送です
NHKのEテレです
とて心が痛むので、番組名は控えさせていただきます

病を扱う番組に出演する人は、病を受け入れたり、乗り越えたかたが多いと思います
しかし私はまだ、完全に病を受け入れられていません
でも番組でも話している通り、
“向き合うしかないことには向き合える”
と思っているので、番組に携わる上で幾度となく登場する、病気、病気という文言にいちいちズキズキしていましたが、ようやく告知まで辿り着きました 笑

再放送にあたり、公式での告知文は、
“リウマチなどを発症する膠原病を抱えている女優の酒井若菜さん「私もちゃんと病めるということは、誰かのことを支えたり、寄り添える権利を持っているという事かも知れない」酒井さんが紡いだ文章に心を傾けてみる。再放送。”
とのことです
おいっ  笑
この「病める」とは、膠原病ではなく、心を病める、という意味で、言い換えれば「心を痛めた」ということです
ブログ読者には一目瞭然の事実ですが、やはり膠原病のことを指しているようにしか取れない作りになっていました  面白いね

病を取り上げるなら、まずその病の勉強をしてほしかったな

ディレクターは若い女の子なのだが、私のブログの大ファンだそうで、今回のオファーは、たいへん熱烈なものでした
それはすごく嬉しかった
もしかすると「リハビリ・介護を生きる」という番組タイトルだから(言っちゃった)、病関係を入れ込まないと、企画が通らなかったのかもしれないね ふふっ 
しかし、翌日の別のかたとの2日連続という括りだったからだと思うけど、「病とともに 酒井若菜」って回タイトル
おいおいおーーいっ 笑
ま、打ち合わせでは、上司のかたたちは病に固執してない心優しいかたたちで、むしろ彼女が病と言葉を繋げていて、「病にも触れたい」と主張していたけれど
それが番組コンセプトへの忠実さだとしたら、と考えると、可愛いね

元々、「番組に出演して感じたこと」というようなタイトルでエッセイを書き下ろして番組で披露してほしいとリクエストされていましたが、間に合わなかったのでここに書くことにしました

ドラマの現場に密着もしていただきましたが(気づかなかった)、撮影現場での自分の暗さを初めて客観的に見て度肝を抜かれたり、友人の西原亜希ちゃんがコメント協力をしてくれたり、自分では見たことのない自分像を見せてくださった番組に、感謝してます
ありがとうございました
だけどね、私は大きな再認識をしたのです
以下、私なりの「番組に出演して感じたこと」のエッセイです

私はやはり、自分の不幸や悲しみを振りかざすことが、得意じゃない





明日も良き一日を

ごきげんよう
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