酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」Powered by Ameba-091228_2252~01.jpg

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いい曲です。酒井です。

さて、先日「夢だ希望だを蔑ろにしちゃいけない」と書いた人間とはとてもじゃないけど思えない行動をとってしまった私ですが(詳しくは松永京子ちゃんのブログの“あっ”という記事参照)、
ある友人が忘年会のことを「その一年を忘れる会」だと言っていたのを聞いて、びっくりしました。
私、ずっと「忘れられない一年にするために思い出を作る会」だと思ってた・・・
よく分からないところですんごい前向き。
恥ずかしや。
みんな、そんなに辛い毎日を送っているのかしら?
心配。
いっそのこと「労年会」とかにしたらいいのにな。

さて、先日親友のポニーとよっちゃんと会いました。
外で食事をした後、我が家でお酒を飲みました。
ポニー「あ。ポーチがない!お店に置いてきちゃった!お店に電話しなきゃ」
よっちゃん「えーッ!大丈夫?」
私、ホットワインづくりに夢中。
ポ「(電話中)はい、はい、そうです。え?ケータイ?いや、ポーチです。え?ケータイとポーチ?いやいやポーチだけです」
すると、隣りでケラケラ笑っていたよっちゃんが突然慌て出しました。
よ「うぎゃ!!ケータイがないッ!!」

そうです、3人中2人がお店に忘れ物をしたのです。
酔っていたわけでもないのに。
天然ボケな2人でもないのに。
同じ日に、同じ場所で忘れ物をした2009年の終わりの会。
これぞまさに、忘年会。

さて、最近読んだ高橋克彦さんの「緋い記憶」という本がめちゃくちゃ面白かったので、ご報告。

さて、みなさん今年はどんな年でしたか?
私はお雑煮みたいな一年でした。
来年はおせちな年になるといいな。
でもおせちな年を過ごしたら、お雑煮が恋しくなるのでしょうね。
ないものねだり。
そりゃそうさ。
ないんだもの。
掴み取っていけばいいだけの話。
がんばる。

私には、まだまだ優しさが足りません。
だけど優しさをいつも意識しているから、自分はまだまだですけれど人の優しさにはちょっとずつ気づけるようになってきました。

例えば「私って性格悪い?」みたいなことを口癖にして、相手に「悪い」と「良い」の選択肢を常に与えてしまっていたら、相手はその印象ばかりを刻んでしまいます。
そうすると、ちょっとしたことで「性格悪いかも」と思われてしまったりします。
それって勿体無い。
相手にネガティブな選択肢をあげてしまわないように、お題は極力ポジティブなものを。
昔共演した先輩が、モニターチェックのたびに「今の演技みた?俺良かったよね。ね。ね」と飛びっきりの笑顔で言ってくるので「ええ」と答えていたら、この世のものとは思えないくらい素敵な笑顔を見せてくださいました。
そして「若菜ちゃんも最高だった!」と曇りの無い笑顔で言ってくださいました。
次第に、みんなが先輩を褒めるようになりました。
みんな、おべっかとかじゃなくて、ただ飛びっきりの笑顔が見たくなってしまったのです。そして実際に、褒められれば褒められるほど、先輩の演技は輝いていきました。
それに、褒められてる人って人を褒めるのがうまいから、現場の士気がぐんぐん上がっていきました。
そんな現場ばかりでは良くないかもしれないけれど、そんな現場を一度でも経験できたことは、私にとって大きく大切な記憶になりました。
仕事はともかく、私もポジティブなお題を出して「つい褒めたくなっちゃうような人」になりたいな。
「バカだな~」って笑ってもらえるくらいの。
そして、もう人を傷つけないように、柔らかい心と言葉を持っていけたらすごく嬉しい。

今年もありがとうございました。
来年もみなさんにとって素晴らしい一年になりますように。

ごきげんよう

2009,12,31