酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」Powered by Ameba-091203_1953~01.jpg

写真はクリスマス仕様のお花。

長文。
改行が少ない。
絵文字を使わない。
食べ物ブログや今日の私服、という記事が少ない。

これが私のブログの特徴だと言われます。
そしてそれらを、ありがたいことに褒めていただくことが多いです。

でも。
食べ物ブログ、書けないだけです。
今日の私服、写真を自分撮りするのが恥ずかしいだけです。
絵文字、使い方が分からないだけです。
改行、アクセスランキングにエントリーしていないので、アクセス数を稼ぐ必要がないだけです。
長文、簡潔に表現できないだけです。

私からすると、今日食べた物でブログを成立させることができるほうがよっぽどすごい。
私のブログは、「眠れない夜にこっそり読んでもらえるブログ」をテーマに書いています。
だから、アップする時間も深夜が多いのよ。
みなさん、読者登録しちゃって平気かしら?
お知らせメールがご迷惑にならなければいいなぁ。

さて、
写真はカートヴォネガットが出した唯一の絵本。
この本の作り方がとても面白い。
アイヴァン・チャマイエフがイラストを全て描き、それにヴォネガットがイマジネーションを働かせてストーリーを考えるという手法をとっているのですが、そのイラストがまぁ奇怪で、もし私がストーリー担当だったら頭がパンクしそうなお題の連続。
それをまぁ、魅せてくださいました、ヴォネガット先生。
さすがです。
無神論者で有名な彼が書いたとは思えない、と言いたいところだけど、ヴォネガット色は間違いなくそこにあって、もう、なんか・・・、分からない・・。
初めてカートヴォネガットの小説を読んだ時、衝撃的な面白さにひっくり返ったのですが「この才能と知識は欲しい。でも感性は欲しくない」と生意気ながら思いました。
個人的にシニカルな作風が苦手だからです。
でもそれでも面白く感じるのは圧倒的な文才があるから。
そして、シニカルをどこか俯瞰で見ている文章に、不思議な違和感を感じたからかもしれません。
それが、この絵本を読んで諸々合致してしまったような、してないような、よく分からない感覚になりました。
なにが書きたいのか、というと
「誰か読んだ?私の今のこのよく分からない感覚、なに?教えてください」
ということです。すみません。
それだけです。
ま。
ヴォネガットをご存知ないかたも、ご自身の感性をお試しするには適当な本だと思うのでおススメです。
右ページがイラストなので、最初にそれだけ見てストーリーを作ってみるのも面白いと思います。