地震と津波は天災ですが、福島原子力発電所の事故は人災
東日本大震災の発生から、すでに一ヶ月が経過しました。
この震災による地震と津波は天災です。
しかし、福島原子力発電所の事故は人災です。
東京電力や原子力安全委員会、原子力保安院などの関係者は、
みな一様に「想定外」という言葉を枕言葉のように乱用しますが、
869年(平安時代)に起きた貞観津波の痕跡を調査した研究者が、
福島原発を大津波が襲う危険性を指摘していました。
原子力安全委員会は
「あらゆる事態を想定して対策していては費用がかかって仕方がない」とテレビのインタビューで言明しました。
しかし、費用を考えるのは東京電力です。
原子力安全委員会は原子力の安全活用、国民の安全を考える組織のはずです。
一民間企業の費用のことをおもんばかる必要は全くありません。
また、東電の副社長も、貞観津波のことは知っていたとTVで言明しています。
ならば、「想定外」などという言葉は事故発生直後から使うべきでは有りません。
関係者は津波の一報を聴いた瞬間に貞観津波の事を思い出したはずですから・・・