可愛いひと | 東の初心者につき

東の初心者につき

2013年の夏に東堕ちしましたー。
溢れる妄想を小説として落としてます。
リアルホミンのみ。R18あり。
ホミン界の住民を増やすべく日々勉強&妄想中。
一緒に萌えて突き進みましょう\(^o^)/


「あ、シウォニヒョン。」
「おー。お疲れさん。」
「今日のステージもシウォニヒョンかっこ良かったね。」
「おだてても何も出ないぞ。」
「もぉ!おだててないってば!本当にかっこいいって思ってるよ!
チャンミニヒョンもシウォニヒョンもすぐ僕がおだててるってさぁ。信じてよ!」
「ははははは!わかったわかった。素直に受け取るよ。
あ、そう言えば。お前達この前一緒に飲んだんだって?」
「僕とチャンミニヒョン?」
「そう。帰りにお前が行きつけの店に誘ったって。」
「あー、うん。三人でね。
でも行きつけの店っていってもお酒じゃないよ。」
「え?じゃあ何を飲んだんだ?」
「チャンミニヒョンがコーヒーで僕は苺スムージー。」
「まじかっ!?てっきり酒かと思ってたよ。」
「残念。お洒落なカフェだよ。」
「カフェねぇ。コーヒーやらくそ甘いスムージーやら…そんなもんじゃろくな話もできなかったんじゃないか?」
「そんなことないよー。楽しかった。
それにいい話聞いちゃったし。」
「お?なになに?どんな話?」
「……内緒。」
「おいおい。いいから教えろ。」
「それは駄目。チャンミニヒョンに悪いから。」
「ってことはチャンミンの話か?」
「……。」
「でもって “いい話” っていうことは…あいつの恋バナだろう?」
「恋バナって…」
「なぁ、あいつ何を言ってた?
恋人の存在でも打ち明けたか?」
「…シウォニヒョンは知ってるの?」
「あいつの恋人?」
「……うん、まぁ。」
「もちろん知ってる。
いや、正直言うと直接は聞いてない。
でも知ってる。」
「何それ?」
「ばればれだからな。
もう周りの仲間はぜーんぶわかってんの。
でも自分ではまだ必死で隠してるつもりみたいなんだよ。」
「芸能人だもんなぁ。絶対にばれないようにって気をつけてるんだろうね。
なのにシウォニヒョンにも分かっちゃうなんて…チャンミニヒョンって結構ガード甘いんだ。意外!
あ!でもさ。
同じグループのユノさんにはさすがに隠したりはしないのかな?」
「……。」
「あれ?なんで黙るの?
ユノさんとは恋愛の話するような仲じゃないとか?」
「……。」
「ヒョン、どうして黙るんだよ。
もしかしてあの二人って本当は仲悪いの?」
「いや。それはない。仲は良い。
っていうか良すぎる。」
「だろうね。テレビで見てても本当に仲良さそうなのわかるもんね。」
「だよな?ばれてるよな?」
「ばれてるって…ばれちゃまずいみたいな言い方。」
「そりゃまずいだろ。本人必死に隠してるんだから。」
「そうなの!?」
「俺達みたいな親しい人間にすら隠してるのに、テレビから漏れてるなんてわかったら。
あいつ深ーい穴に隠れて二度と出てこないぞ。」
「はぁ!?なんで!?なんで隠さなくちゃいけないんだよ!?」
「だよなぁ?俺もさぁ、別にいいのにって思うんだよ。隠す必要なんてないって。
あんなに想い合ってる二人なんて奇跡みたいなものなんだから。」
「奇跡…」
「愛してる気持ちに嘘や秘密なんて不要だよな?
ずっと一緒にいるんだ。周りに隠すなんて所詮無理なんだよ。」
「え?何の話?
チャンミニヒョンの恋人の話?」
「そうだろ?」
「そうなの?」
「そうだよ。」
「……???…。」
「まぁまぁ。細かいことは気にすんなよ。
で?チャンミン何て言ってた?
相手の名前は教えてくれたのか?」
「名前は言わなかった。
何をしてる人かも内緒だって。」
「ちっ。なんだよ、ケチだなぁ?」
「でもさ、のろけてた。」
「…は?誰が?」
「誰って…チャンミニヒョンの話でしょう?」
「…え?のろけてたの?あいつが?」
「うん。すごーーくのろけてた。」
「チャンミンが?」
「だからそうだってば!」
「へぇぇぇ!酒も飲まないであいつがのろけるなんて。お前達によっぽど心を許してるんだなぁ。」
「そうなの?」
「そうだよ!チャンミン普段は絶対にノロケ話したりしない。」
「シウォニヒョンにも?」
「俺だけじゃないよ。親友にだってそんなの滅多に…っていうより一回もないんじゃないか?素面でノロケ話なんて。
なぁ?どうやってのろけてたんだ?」
「すごく綺麗な人なんだって。」
「へぇ…」
「いつもみんなの視線を独り占めするくらい綺麗で…
あぁそうそう。スーツもジーンズも完璧に着こなすとか。」
「なるほど。」
「年上の女性なんでしょ?」
「半分は正解かな。」
「は?年上じゃないの?」
「いや、そっちは正解。」
「…???…」
「まぁまぁ、気にすんな気にすんな。
で?後は何て言ってた?」
「完璧で綺麗でカッコいいって。」
「確かに。それは事実だな。
この俺も危うくぐらつきそうになったことがあったくらいだから。」
「まじで!!??
シウォニヒョンとチャンミニヒョンで取り合ったの!?」
「まだ二人が付き合ってるなんて夢にも思ってなかった遥か昔の話だけどな。」
「三角関係ってやつ?」
「いや。俺は速攻で拒まれた。」
「それはそれは…」
「相手にもされなかった。」
「ヒョン…ファイティン!!」
「ま、俺だから振られたってわけじゃないし。あの二人には誰も割り込むことなんてできないんだ。
色々乗り越えてきたことも多くて…その分絆も固いしなぁ。」
「うん…チャンミニヒョンも運命の人だって言ってた。
絶対に、何があっても、一生一緒にいる人なんだって。」
「ほぉーーー。言うねぇあいつも。」
「でもさ、なーんにもしてくれないって言うんだよ?」
「してくれないって…例えば何を?」
「料理とか掃除とか。
そういうの、チャンミニヒョンの方がしてあげるんだって。」
「はっはっはっはっ!
そうだよ!確かにそうだよ!!
いつだってチャンミンの方がちょこまかちょこまか世話を焼いてる。
そんな様子でもバレバレなんだよ。隠してるつもりかもしれないけど全く隠せてない。」
「チャンミニヒョンなら、もっともっといっぱい尽くしてくれる女性がいるのに。」
「…お前、それをチャンミンに言った?」
「……言った。」
「 “そんなの必要ない” って言ってただろう?」
「……言ってた。
料理も掃除も洗濯も求めてないって。
ただ黙って一生そばにいてくれればそれでいいんだって。」
「うん。そうなんだってなぁ。
ユノヒョンも同じこと言うんだよ。」
「…?……
なんでユノさんが出てくるの?」
「そりゃあお前、チャンミンといえばユノヒョンだろーが。」
「…?……
ユノさんの恋人も何もしてくれない人なの?二人とも大スターなのに。」
「ばーか。
ユノヒョンは尽くされる方だよ。
俺から見たら羨ましいくらいあれこれ世話を焼かれてる。
だけど…その分全力で守ってるよ。
大変だった時も絶対に前に立って一人で何から何まで受け止めて。
年上だからってだけじゃなくて…
大切なんだろうな。大切で大切で1ミリも傷つけたくないんだろう。まさに溺愛ってやつだ。」
「ユノさんの恋人は年下なんだね。」
「2歳下って言ってただろ?」
「…??……
ユノさんとは話したことも会ったこともないよ?」
「チャンミンが “恋人は2歳年上” って言ってたんだろ?」
「は?それはチャンミニヒョンの話だよ?」
「だから、それでいいんだろうが。」
「……???……」
「とにかく!
お互いにそれでいいんだって。
何をやってあげるとか何をしてくれるとかなんてことは関係なくて。
ただそばにいてくれることが自分にとっては全てなんだってさ。」
「へぇ。二人とも同じこと言うんだ。
どっちも人気者で沢山の女性にキャーキャー言われてるのに、もうちゃんと運命の相手がいるってことなんだねぇ。」
「その通り!地球上の全ての女性が束になっても、二人の間には割り込めないよ。」
「…え?誰と誰の間?」
「もちろん二人だろ?」
「…二人って?」
「まぁまぁ。
細かいこと気にするなって何回言わせるんだよ。」
「……???…」
「お前も本物の恋に出会えばわかるよ。」
「それ、チャンミニヒョンにも同じこと言われた。」
「まだ20歳だろ?これからだって。」
「もぉ。みんなで子供扱いしてさぁ…
じゃあ聞くけど、シウォニヒョンもわかってるの?」
「…はい?」
「ヒョンも本物の恋してるのっ!?」
「あー。まぁ、えーと…あれだ。
俺も日々奇跡の出会いを求めて努力中ってことだ。」
「ほーらみろ。
僕はまだ20歳だから未来は長いよ。
でもシウォニヒョンはもうおじさんなんだからさ。時間がないよ。」
「おまっ!おじさんって!!」
「ファイティン!シウォニヒョン。」
「あーあー、はいはい。
わかりましたよ、頑張りますよ。」
「あっ!!」
「ん?どうした突然でかい声で。」
「ほらあそこ!
チャンミニヒョンがいる!」
「おー。噂をすれば…だ。
そういえばあいつ今日は事務所のスタッフと会うって言ってたな。」
「仕事の打ち合わせ?
なんだか可愛いシャツ着ちゃって。」
「ははは。本当だ。
おーーい!チャンミナー!!」
「チャンミニヒョーーン!
こっちこっち!!」
「やっと気づいた。」
「ふふ、なんか赤くなって手を振ってる。照れてる照れてる。」
「あいつ可愛いよなぁ。」
「うん。僕よりうんと年上だけどうんと可愛い。」
「可愛いんだよ、チャンミンは。
俺やドンへヒョンから見ても可愛いくて可愛いくて仕方ないんだ。
そりゃあ常に隣にいるあの人にしたらもう堪らないよなぁ。」
「チャンミニヒョンの彼女?」
「いや。彼女っていうか…恋人。」
「?同じでしょ?彼女も恋人も。」
「だーかーらー。細かいことは気にしなくていいんだって!」
「…???…」
「お。あいつまたいつものつけてる。
……なぁ、チャンミンの所に行って
“そのブレスレット素敵ですね” って言ってみ?」
「なんで?」
「いいから。面白いもの見れるから。」
「面白いもの?」
「さっきの100万倍赤くなるチャンミン。」
「えー。本当?」
「ほら!早く!!行っちまうよ!」
「じゃ行ってくる!」


バタバタバタ(走って行きました)


「おーおー。
ほらみろ、さらに赤くなった。
ありゃ茹でダコだな。頭から湯気出てるよ。
一生懸命左手を背中に隠そうとしたってもう手遅れだよ。
だいたいさぁ、私服になる度に必ずつけてるんだから。しかも暇さえあればうっとりと撫でたりして。
ユノヒョンにもらったってバレバレなんだよなー。
あー、面白い面白い。
人間の耳ってあんなに赤くなるもんなんだな。」


バタバタバタ(戻ってきました。)


「どうだった?焦ってたろ?」
「うん!めちゃめちゃ焦ってた!
“ど、ど、どうして突然ブレスレットのことなんて言うだよ!?” だって。」
「茹でダコみたいだったよな。」
「そうそう!本当に真っ赤だった。
あれ、恋人にもらったものなんだね。
よく見せてよって頼んでんのに一生懸命隠しちゃってさぁ。」
「可愛いよなぁ。」
「可愛いよねぇ。」
「くっくっ…ほら見てみろよ。
ブレスレット撫でてるだろ?
あれ、無意識でよくやってるんだよ。」
「可愛いねぇ。」
「まぁでも…幸せなんだな。
あいつもあの人も幸せってことだよ。
はーー。よし!俺も頑張るか!
ここから戻ったら、俺も運命の半球って奴を絶対に見つけるぞ!」
「そうだよ。おじさんなんだからもう時間がないよ。」
「おっ前!!」
「おっと。じゃあ僕もう行くね。
じゃーねーーー!
シウォニヒョン!ファイティン!!」
「おーい!こらーーー!!」


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画像お借りしたものを自分で加工しました。
ありがとうございます。


ということで。
「もうひとつの339日。」の後日談。
みたいな?
上のしましまシャツみんの日の出来事。
みたいな?
初のシウォンsideで妄想してみましたー。
会話妄想はとにかくするする浮かんでくるので書いてて楽しいったらありゃしない^ ^
お付き合いいただきあざーっす。

後ろから
カメラで狙われているのわかってて…
挑戦的にアピールみんが大好きです♥︎
の。
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