こんにちは。
山梨で音楽教室をやっているやーよです。
浦島太郎のお話をご存知ですか。
助けた亀に連れられて竜宮城に行って
帰ってお土産の玉手箱を開けたら
一気に年を取ってしまったというお話です。
最初は、なんてかわいそうなお話だろうと思いました。
でもそのうちに、
周りが変わってしまって寂しさでいっぱいの浦島太郎は、
玉手箱のおかげで自分も歳をとってよかったと思うようになりました。
さらに、今回私は不思議な体験をしました。
娘が中学生になり吹奏楽部に入りました。
先輩や顧問の先生にかわいがっていただきお世話になっています。
先日、先輩がソロコンサートに出場するということで、
伴奏をさせていただきました。
閉会式で前に並んだ講評の先生方は、
私がウン十年前に吹奏楽顧問だったころ
指導していただきに伺ったり、
授業を見に伺った方々ばかり。
その方々がそのまま年を重ねて前に並んでいらっしゃいました。
でも、以前の浦島太郎とは明らかに違うことがありました。
それは、玉手箱の煙の向こうに
今、今、今の音楽を一生懸命に奏でている若い人たちがいるのです。
何か、ジーンとした嬉しさが込み上げてきました。
私たちは、受け継いでくれる子どもたちをこの地球上に持っているのですね。
今回私は、浦島太郎に未来を感じました。