「水と玄米と塩のレベルを上げることが、命の質を上げること」 by 自然食料理人・船越康弘さん | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

「水と玄米と塩のレベルを上げることが、命の質を上げること」 by 自然食料理人・船越康弘さん

6月29日。湯島にある「湯島食堂」で開催された「放射能汚染から命を守る、生活力UP講座」に参加してきました。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-講演会看板

お話は、自然食料理人・民宿「WaRa倶楽無」経営・船越康弘さん。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-船越康弘氏

岡山県の山の中で、食から発信し、「衣・食・住」すべてのいのちの質的向上を目指した生活提案型の宿「WaRa倶楽無」という、百姓屋敷の民宿を営まれています。

食養を広めた故桜沢如一氏に出会い、その後、故小川法慶氏に師事し、玄米食・菜食の修行を積んだという方です。

船越さんの人生経験から得た「食べ物を変えると人生が変わる」「願えばかならず叶う」「その願いを叶えたかったら、持っているものを切り捨てることも必要」「自分が生かされていることに感謝する」「食べる前に、親、子供、兄弟、友達、天と地に感謝する」などの言葉の数々が印象的でした。

楽しい語り口に、前むきに生きる自信とやる気、元気をもらえた講演会でした。

さて、放射能汚染から命を守るということに関しての食についての内容ですが、以前、私のブログでご紹介 した、長崎で被爆した秋月辰一郎医師の話がでました。

長崎に原爆が落とされた日、爆心地から、たった1.8kmのところで、当時聖フランシスコ病院医長だった秋月辰一郎博士と病院関係者は全員被爆。そのとき、秋月先生はどうなさったか。

秋月辰一郎先生の本「死の同心円-長崎被爆医師の記録」から以下の一節を引用されました。

博士は次のように職員に命令したという。

「爆弾をうけた人には塩がいい。玄米飯にうんと塩をつけてにぎるんだ。塩からい味噌汁をつくって毎日食べさせろ。そして、甘いものを避けろ。砂糖は絶対にいかんぞ」

そして、その後、病院のスタッフ全員、原爆症にかからなかったそうで、爆心地から1.8kmのところで助かったのは、この病院の関係者だけだった、ということです。

そして、船越さんいわく・・・。

「人間は、水と玄米と塩があれば生きていける。

調味料は、塩と味噌と醤油があればよい。


水と玄米と塩のレベルを上げることが、命の質を上げることだ

これ、今回の講演会で、私にとって一番重要な言葉でした。

繰り返しますが、「水と玄米と塩のレベルを上げることが、命の質を上げること」です。

その他のお話は、長くなるので、明日のブログでご紹介します。