マグネシウム効果で素肌を美しく | 橋本三奈子のSalt Revolution(わじまの塩に魅せられて)

マグネシウム効果で素肌を美しく

昨日のブログ でご紹介しましたが、独立行政法人・水産総合研究センター中央水産研究所の和田時夫所長より、「わじまの水塩」で、肌が白くなったり、シワが消えたり、痒みが消えたりするのは、マグネシウムの働きだと伺いました。

マグネシウムとお肌との関係は、いくつか文献や参考資料がありますので、順次、ご紹介していきます。

セキひふ科クリニック院長・関太輔先生と医学博士&栄養士・東畑朝子先生の共著による『天然にがりがすごく効く』(2004年・永岡書店)という本があります。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-天然にがりがすごく効く


この本の「素肌を美しく!」という章を引用してご紹介します。

にがりというのは、塩が結晶化した後に残る液体のことです。このニガリの主成分はマグネシウムですので、「わじまの水塩」にも多く含まれている主成分です。

以下に出てくる「にがり」を「わじまの水塩」に置き換えてみても間違いはないと思います。

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肌がきれいになるなんてウソでしょう?なんて思った方、ぜひ一度にがりを試してみたください。

化粧のノリが悪くかさついている、年々肌のトラブルが増えてきた、という方にはとくにおすすめですよ。

冬になると顔に限らず乾燥肌であちこちがかゆくなる、こういった症状は皮膚の角質層の水分が減って、肌が乾燥することによって起こります。

また、シワも肌の乾燥が大きな原因です。乾燥を防ぐには、外部の刺激から皮膚を守るバリア機能と、角質層の水分を保つセラミドという脂質が必要です。

これが不足すると乾燥肌だけでなく、肌のバリア機能が弱くなって肌荒れしたり、アトピー性皮膚炎などを起こしたりしやすくなるのです。

もう一つ、肌の悩みで忘れられないのがシミです。

これは紫外線によって表皮の基底層にメラニン色素が作られるために起こるもの。

本来なら、肌の新陳代謝によってアカと一緒にはがれ落ちて、もとの状態に戻らなければならないのですが、メラニン色素が大量に作られたり、代謝がきちんと行われなかったりすると表皮に残り、シミになってしまします。

これらを解消するのが、ニガリなのです。

にがりの主成分・マグネシウムは皮膚の細胞を活発にしてくれるとともに、セラミドの合成を促す働きもあります。

セラミドが増えれば肌の乾燥は減り、皮膚のバリア効果が高まり、ついでにアトピー性皮膚炎の改善にもつながります。

さらに豊富なミネラル類が皮膚の新陳代謝を活発にして、メラニン色素が沈着した古い細胞から、新しい細胞に生まれ変わるのを助けるのです。

ニガリを美肌作りに効果的に使うなら、ニガリ水を飲むだけでなく、ぬったりスプレーしたりと肌に直接働きかけるといいでしょう。

乾燥肌やシミ、小ジワ、アトピーなどが気になる場合は、にがりローションやにがり美肌水を利用してみてください。

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表皮細胞を培養した実験データのグラフも掲載されていました。

ニガリ無添加、にがり1%、ニガリ5%の比較で、ニガリを培養液に添加するとセラミドの合成が高まるという結果が出ています。

輪島の塩に魅せられて大手IT企業を飛び出した女社長の奮闘記-セラミドの合成
                   資料提供:セキひふ科クリニック

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肌が白くなったり、シワが消えたり、痒みが止まったり、というのは、マグネシウムの保湿効果とセラミドの合成効果の働きなんですね。

次回は、アトピー性皮膚炎とマグネシウムの関係について掘り下げます。