ニューヨークで、「レストランで塩使用禁止法案」提出
こんな情報を入手しました。
「NYのレストランで『塩使用禁止法案』提出」
「NY restaurants face total salt ban if politician gets his way」
日本語の記事(ロケットニュース24)より、引用します。
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12日(現地時間)Telegraghなどの海外ニュースサイトによると、ニューヨークのレストランで、塩を使って料理をすると店主に罰金1,000ドル(約90,000円)を科せるという法案が提出されたと報じている。ニューヨークはすでに公共区域で全面禁煙が実施されている。塩の禁止に関しては、レストラン関係者から反発の声が挙がっているという。
この法案を提出したのは、ニューヨーク市議のフェリックス・オルティス議員。オルティス議員によれば「塩を制限すれば、生活習慣病(糖尿病・高血圧・がんなど生活との関わりの強い病気)で死亡する人を、最大10万人減らすことが出来る」と語る。ニューヨーカーの約150万人が高血圧に悩まされている。この現状を打破したい考えだ。
マイケル・ブルームバーグ市長は「すでに公共区域での喫煙は禁止した。レストランでは、メニューにカロリーの記載をするように義務付けている。塩を制限すれば、高血圧に悩む人たちの救済になるはずだ」とオルティス議員の考えを支持。さらに市長は、将来的に甘味の含まれた炭酸飲料にも、新しい税金を導入したいと考えているとのことだ。
しかし、今回の議会では、レストランの塩全面禁止法案は見送ることとなったようだ。飲食業従事者・消費者などの連合組織『myfoodmychoice』からの激しい反発を受けている。「とんでもないことだ」とその他の団体からも非難が相次いでおり、実際に法案が成立するまでには、時間が掛りそうだ。議会は法案成立の代わりに『減塩キャンペーン』を打ち出す予定とのことだ。
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世界中のほとんどの塩は、精製されていたり、高熱を加えた塩だったり、岩塩だったり、塩素と結合した化合物になっているため、身体に害を加えるものとなっていて、塩が身体に悪いということが、世界的にも大きなうねりとなってきているようです。
アメリカ・ニューヨークならではのニュースだと思いますが、日本でも、塩化ナトリウム使用禁止の動きがいつ出てきてもおかしくはありませんね。
塩については、「塩味をつける」「おいしい塩」というだけではすまないようになってきました。
塩選びが、とても重要な時代になってきました。
TelegraghのニュースのURL:http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0313&f=national_0313_014.shtml
日本語の「ロケットニュース24」のURL: http://rocketnews24.com/?p=27133