ルッキングバックバージョンの 「Yes-No」


加藤美樹アナウンサー

さあ、ap bank fes二日目、ライブを終えたばかりの小田和正さんの

楽屋にお邪魔しております。おひさしぶりでございます。

小田さん 

はい、どうも

お疲れ様でした。

はい

はい、まずはライブの感想をお願いします。

感想はね、ご覧になったとおり、いっぱい段取りを間違えまして、

段取りを間違えたんですか・・?

ちがったうえに、なんか前でてったらあんなにたたかれたりすると

思わなかったから・・。

うふふふ・・

歌がどこいってるのかわかんないし・・・。ぶち壊しましたね、私が。

そんなことないですよ。

いやいや・・・

とっても楽しかった。

楽しけりゃいいんですよ。

いっぱい間違えちゃったっていわなけりゃ、いっぱいって言わなければ

わからないのにっと思ってしまったのに正直ですよね、小田さん。

良心が痛むんですよ。ふふふ・・へへへ・・・。

そして、出てこられまして、「Yes-No」から始まりましたけど、30年前に

書いた曲とおっしゃってましたが、30年たって、つま恋で今日歌われて

いかがでした?

だから、その~、「Yes-No」の影も形も知らない人がほとんどだからね

はい

どうなのかなぁ・・・みたいなね。

うふふっ

まぁでも、ステージでも言ったように、「君を抱いていいのっていい年して・・」

みたいな、そういう思いはどっかにね、あんなの言われたなぁみたいなね、

はるか遠い昔に、なんか夢のような、あれほんとにそんなことあったのかな

みたいな、思いに・・・。

それは、歌いながら思い出されたんですか?

だいたいよく思い出すんですよ。だから集中してなくて、まちがったり

するんだけどぉ(笑)

ふふふ・・・へへへ・・・

はい・・、そんな思い出もありながら、「ラブストーリーは突然に」で、先ほども

おっしゃってましたが、ステージから飛び降りて、走ってしまいましたが・・・。

あれは、あのご自身のツアーとかではね、当たり前のように走られて、

ステージ、観客席の中へも出て行きますが、あとお客さんにマイクむけたり

しますけれども、今日もやりましたね。

ええ、あれ去年も、あぁ、おととしか、おととし出たときに、
飛び降りたらまずい
だろうなって思って、だいたい高いし、

あそこずいぶん高いし、して、おととし出て行ったときに、丁度手ごろな足場が

あったから、気が着いてみたら飛び降りてたんですよ。

あ、計算してたわけじゃないんですね。

ないんですよ。それで、あ、おととしね。

はい、おととしね。

そしたら、結構引っ掻き回して、引っ掻き回すのもけっこうおもしろいから、

おもしれぇな~と思って、今年もやっぱり、みんな飛び降りるかな~って

思ってるなら、飛び降りようと思って、したらきのう、ASKAから伝言で、

ASKAが飛び降りたんだって・・?

そうなんです。

まねさせてもらいました、みたいな・・。どう飛び降りたのか知らないけど、

じゃあ、それをうわまわらなけりゃいけねぇなと思って・・(笑)

どうしたらいいんだろうと思って・・・その様子もみてねぇし・・。

で、とにかくできるだけ遠くへ行ってやろうと思って、遠く行ったらどんどん

手が伸びてきて・・なんかもう、演奏にもならねぇし、歌にもならねぇし、

まぁちょっと失敗したなと思ったけど、今度は帰らなくちゃいけねぇし、

ハハハハ・・

まぁ、なんとかねぇ、戻ってきたけども、疲れちゃってさぁ・・・・

いやいやいや・・・でもほんとに楽しかったですよねぇ。

楽しけりゃいいんですけどね。

ご自身のツアーですと、マイク向けるとみんな歌うんですけど・・

あ、そうだね。

みんなマイクに手が伸びてましたもんね。

そうそう、だからマイク持つんだもんね、なにを勘違いしてるのか、フフ・・。

小田さんらしい、ちょっとやんちゃなステージを見ることができまして、

私たちもちょっとうれしかったんですけどね。

そうですか、スタッフは迷惑だったと思いますが・・(笑)

いえいえいえ・・

ころんでるやつ、カメラマン、ふたりくらいいたもん(笑)かわいそうに・・(笑)

ふふふ・・・後ろ、一生懸命おっかけてましたからね。

そうなんだよ。

でも、小田さんのスタッフは「あ~あ」ってニコニコ
してましたけれども。

ちなみにASKAさんは半回転するようにして、なんか器用に・・あのなんか

側転するような感じで、降りたんですよ。

練習してきたんだろうねぇ・・。

うふふふ・・

だってぇ、どこで・・?飛び降りる時に・・・?

飛び降りる時に。

それは甚だ危険ですよねぇ。

えぇ、甚だ危険でしたが、華麗でしたねぇ・・。

あっ、そう~。

そこではダイジョウブだったんですけど、そのあとちょっとつまずいたりも

しましたが・・。

そう・・。

はい、しかし、この二日間で、やはり大御所のアーティストおふたりが

ステージから降りましたけれども・・。他は降りてませんよ。

そうですか・・。
さぁ、それから、ミスターチルドレンの「nobody knows」、まぁこれは

「クリスマスの約束」で最初にひとりで歌われてからだと思いますけども・・。

今日一緒に歌ってみて大きなステージでの共演はいかがでしたか?

まぁ、その・・歌うこと自体はいいんだけど、やっぱり自分としては、

そのステージのモニター環境みたいな・・そんなことがちょっとすごく

歌いにくかったりしたんで、まぁそこを乗り越えたりしなきゃいけなかったん

だろうけど、なかなか・・でも、ふたりの・・で、リハーサルで最初あいつが

コーラス・・(くちずさむ)みたいなコーラスで歌ってたんだけど、この曲は

サビは全部ユニゾンで歌おうってゆって、それで賛同してもらってじゃあ、

全部ユニゾンで・・その方がなんか男っぽい感じの・・

そういう思いはまぁ果たせたのかなっちゅう・・。

あの、わたし、今「nobody knows」っていいましたね。ごめんなさい、「Tomorrow 

never knows」ですね。失礼しました。

わたしも全然気がつかずに・・・(笑)

いえいえ、とんでもないです。

平気で答えてしまいましたが・・・(笑)

あの、そのあと「たしかなこと」なんかの最後なんかでも・・

はい

ふたりだけで、声を重ねて・・、うしろにやなきさんのドラムがすこし、

かすかにるくらいで・・・ああ・・ あれは素晴らしかったですねぇ・・・

よかったよねぇ・・。
あれはちょっと、リハーサルからちょっと鳥肌ものだったですけどねぇ。

あれは一緒に作り上げたものですか・・?

うん、やっぱりその・・素になろうと・・ふたり、それはおととしあれを作ってたのに

やらなかったから、そのうらみもあったし・・うん。あ、おととしじゃねぇ、去年か・・

去年やれなかったからね。

あ、去年ですね。小田さんから見て、ボーカリスト、桜井和寿さんは

いかがですか?

いやぁ、素晴らしいんじゃないですか?誰の曲も自分の曲に・・まぁ誰の曲も

自分の曲にしてるってよりも、その曲のもってる意味合いをしっかり表現しよう

っていう、生理的になる人なんだと思うよね。

そして、先ほど、このap bank fesの、、まぁ毎日bank bandの締めとして

歌われている曲があるんですけど、「緑の街」が、小田さんの曲をbank bandが

歌ってましたが、それは聴かれましたか?

聴きました、袖行ってね。 あの、やるって聞いてたから・・。うちになんかその、

なんだっけな・・ストリングスのスコアみたいなのないかみたいなことも

言われたから。で、どっかで一回だけやるのかと思ってたら、毎日やるって

いうから・・。で、ほんとは、リハーサルのときに、東京のリハーサルね、

で聞かしてもらおうかなと思ったけど、あ、本番で、その現場で聴いたほうが、

ね、やっぱり、感じるもんがあるだろうと思って・・。

いっしょに歌うのかなって思ったんですけど・・。

で、歌わしてくんないのねエヘヘへ・・ハハハハ・・・

やっぱり、彼がひとりで歌うのがいいんじゃない・・?やっぱり、彼の

ニュアンスで・・。とちゅうで変わるとやっぱり変わるからねニュアンスが・・。

最近は小田さんの曲をほんとに多くのアーティストが歌ってると思うんですけど、

それを聴かれるのはいかがですか?

それはねぇ・・、とっても、やっぱり自分ではひとつひとつの曲で思い入れが

あるし、この曲のここがステキだよなみたいな自分なりに思ってる部分がある

わけで、それを気が着く人がいるから、ピックアップするんだよ・・・と思うんだ。

それがとっても、自分は幸せなことだと・・。あ、気が着いてくれたんだ。

野に咲く小さな花をね、その・・まぁ、みんなからするととてもそんな風には

思わないかも知れないけど、自分は、あぁ気付いてくれてないだろうなと

思うようなものを・・「言葉にできない」にしたってそうだからね。今はなんか

当たり前みたいだけど、やっぱり誰かそれを気がついてくれる人がいて、

そしたらまた、えっ、こんな曲も聴いてくれてたんだみたいな思いは、

あぁ、一生懸命作ってよかったなぁって思う。

今日はですねぇ、小田さんの時になったら、女性アーティストがほとんど

外に出てきて、一緒になってみてました。明日出演される平原綾香さんも

いらしたし、一青さんとかSalyuさんとか中村中さんとか・・みんな

そろって・・。あと、広瀬香美さんはいっしょに歌ってました。

そうですか・・。何やるんだろうなって、何喋るんだろうなって思うんじゃない?

ふふっ、いや、歌をすごい楽しんでいるみたいでしたけれどもね。

楽屋裏で交流とかは・・?されたんですか?

さっきあの、食堂で、いろいろ、あの、よろしくっていわれて・・。

「どうしたらお近づきになれるんですか・・?」っていうから・・(笑)広瀬さんが・・

「いやぁ、僕よくわかりませんけど・・。」って・・、ねぇ・・・。いやぁあの人

おもしろいねぇ。

ふふふふ・・・

あんな面白い人なんだねぇ。

楽しい・・。あの、MCお聞きになった・・「冬の女王」っておっしゃってました

けどねぇ・・

はい、さぁ、小田さんなんですけども、長いツアーなんですけども、もう

後半に入りました・・?

もう入りましたね。三分の二近く終わったんじゃないですか。

はい・・。あしたも京都・・・

あさってか。

あさってですね、あさって京都ですけども・・。大阪にいらした時は802にも

いらしてくださいね。

そうですねぇ。

この前ねぇ、御当地で、南森町までいらっしゃいましたよねぇ。

南森町ってどこ?

あの、商店街です。

あぁ、ああ。

あの天神橋筋商店街。

ああ、あのね。あ、そそそそ。

あの上、802ですから。

上・・?

はい。

あ、横へ出てね?

えぇ、もうすぐ上まで来ていただければ・・。みんな待ってますので・・。

はい。

約束ですよ。

はい。

長いツアーもがんばってください。

がんばります。

はい、今日はどうもありがとうございました。

はい。

小田和正さんでした。

どうも。



それから、KANさんが打ち上げ会場から抜け出してのインタビュー

と言うのをされてて、そこで、小田さんからフランス製の最高級シャンパン?

が差し入れられたというようなことを言われてました。