佐賀県基山町のほこらでさい銭を盗もうとしたとして、窃盗未遂罪などに問われた男の論告求刑公判が1日、佐賀地裁であった。

 男は捜査段階から一貫して自らの氏名を明かさなかったが、起訴状に記された無職松田宣明被告(34)(静岡県出身)ではないかとの検察側からの質問に対し、「否定する材料はない」と初めて認めた。

 検察側は「名前は忘れたと言うなど順法精神が欠如している」として懲役3年を求刑。弁護側は「前科はない」などと執行猶予を求め、結審した。判決は23日。

 この日の被告人質問で男は、1999年頃から全国で車上狙いを中心に1000件以上の盗みをしたことを認め、「(さい銭盗未遂が見つかった時に)逃げればよかったと反省している」「盗みをやめるつもりはない」などと供述。伊藤ゆう子裁判官から「今後は指紋から犯行が分かるのではないか」と問われると「そうですね。考えます」と答え、裁判官があきれる場面もあった。

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