ウェブ上で出てくる数少ないダブル穿孔貨画像です
実は現在50円の穿孔方法でどうしてそうした加工が施されているのか疑問に思っていることがありその調査の一環でこうした画像からいろいろ予想を立てておりました
下の記事は月刊「収集」2015年9月号 Vol40 No9 のコピーです
下のコイン原品について書かれておりましたのでご覧ください
記事では非常に珍しい、、、エラーとしては最高の希少度とされております
前回記事でも書きましたが今回穿孔方法の謎を解き明かすため下の2エラーをお借りいたしました
1点はS42 ダルマ穴 PCGSグレーディング品
もう1点はS43 裸銭です
いずれもが非常に希少なエラーと言えるでしょう
さて問題の穴を検証してみます
順番が上画像と逆になってしまいますが まずは S43年ダルマ穴です
4.4mmの穴(写真左)と4.1mmの右穴のダルマです
次は スラブ入りのS43 ダルマ穴です
こちらスラブに入った状態であり校正値が取れませんでしたことから銭径20.9mmを基準となります校正価とし穴径を計測いたしました
校正尺不使用のため100分の1mm以下は参考値としてお考えください
こちら左4.4mm右4.1mmで 概ねS42とS43で同じサイズの穴であることがわかりました
お気づきと思いますが右の穴と左の穴で約0.3mm程度大きさに差があります
実はこの差、、、が今回の謎なのです
まずその前に50円玉の穿孔作業がどういったものであるか説明する必要がありますが本日はここまで、、
次回一般的な通用銭で解説いたします