いろいろと悩みのメッセージをいただくが、一応、プロなので、きちんと背景がわからないのに、いい加減な返事はできない

愚痴だとはっきり断って読んでくれるだけでも嬉しいという人は本当に助かる

答えはできなくても、どんなに長いメッセージでも、ちゃんと読んでいる(私にも勉強になるので)ことだけは信じてほしい(ただし、年齢の関係で忘れることも多い。以前、メッセージを送ったという方から講演会場であいさつをされたことがあるが、覚えていないことも正直多い)

私のカウンセリングが、貧しい人には高いこともわかっている

臨床心理士が食えないという問題があるので、高いほうの価格破壊をしたいと思ってやっているし、アメリカではもっと高いことも知っている

多少、安いカウンセリングで考えられるとしたら、私の所属する国際医療福祉大学大学院の青山心理相談室で、私が直接カウンセリングができないが、私がスーパーヴィジョンする学生のカウンセリングを受けることは可能だ

まじめにスーパーヴィジョンをしているので信じてほしい

さて、本日は、緑鐡の学力向上セミナー

学校の先生や熱心な保護者の方がいらっしゃる

本日のテーマは生徒のやる気の出させ方である

昔と比べて、生徒や親御さんに危機感がないということも問題になる

その通りと思う

適当に大学に入れてしまう現状もあって、親も生徒も危機感がないようだ

私のサイドとしては、やる気のない子をなかなかエサでつれないなら、いい点を取らせる体験が大切という話をした

その際に出席していた塾の先生が、学校の宿題が多すぎて、こっちのほうが受験に役立つことをやっていても、結局、両立できずに挫折することが多いという話をされた

緑鐡の受講生の親御さんもいらっしゃっていて、「うちは、子供に泣きつかれたので、緑鐡を優先させろと言ってあげた」という話をされていた

信頼に応えるために頑張りたいが、私は、宿題というものは教師のメンツ、学校のメンツのために出すものでないと思っている

生徒の学力や志望校に応じて変えられることが理想だろうし、緑鐡では20年それをやり続けてきた

ちゃんと宿題をやってくれる人に関しては、進学実績も誇れると思う

本日、出席の教師の先生方に関しては、同じような問題意識が強いのがよくわかった

進学実績をよくしないと、学校が潰れてしまうという強迫観念から、膨大な量の宿題を出す

ついてくる子は、それなりの進学実績になるが、潰れる子が多いと

私は、エリート主義のように思われているが、落ちこぼれを出さないことも、教育の重要課題と思っている

それが国際競争力にも影響するし、失業率が高まれば社会不安にもなるし、それ以上に、今の、福祉切り捨て社会では、自殺や犯罪の温床になるからだ

生徒全員に同じ宿題を出せば、出来る子にはフラストレーションになるし、よりましな学校に行くのの邪魔になるいっぽうで、出来ない子は潰れてしまう

本来なら、子供の数が減った時点でクラスも小さくして、一人一人にあった宿題をだすべきだったのだろうが、小学校から大学まで受験経験のない総理大臣と、教育より選挙に熱心な元塾経営者の文部科学大臣ではそれも望み薄だ

今の親が、子供が名前を聞いたことがある大学に出せばいいというのも油断や慢心と思うが、日本の子供の学力が韓国や中国に負けていても平気な総理大臣や文部科学大臣も油断や慢心としか思えない

中国や韓国は油断ならないから、軍事力を高めないといけないというのなら、学力でも負けないようにしたいというのが、油断をしない政治家と思うのだが、釈迦に説法だろう