本日もブログの内容を変えてくれというメッセージがくる

恐怖政治のような居場所の方のようなので、通常は受けない改変を受けたが、日本にも言論統制があることだけは確かだ

実際、このブログでは、実名をあげたり、個人のプライバシーに関することは極力あげないことにしている。

林真理子先生などは書いても文句を言わない方なので書きやすいが、昨日の高級クラブの名前もうかつに書いて迷惑をかけてはいけないので書かないようにしている

もちろん、すでに発表されている内容などについての論評では実名も挙げる

ただ、ある人から直接に聞いた話などでは、教えてくれた人の名もその話に出てきた人の名も原則書かないことにしている

昨日のクラブのママのように善意でやっている人だって、公にされたいかどうかもわからないからだ

どこかの雑誌に取り上げられたりした時点で解禁ということにしている

なぜ、こんな話をしているかというと、私のブログはこの程度の話しかしていないのに、それでもテレビで言えない話が多いということだ

アルコール依存症で自殺が年間7000人も出ているというような話でさえさせてもらえない

そのくらいスポンサーに気を遣うのがテレビだ

今行われている東電批判を、去年までに聞いたことがある人がいるだろうか?

今になってやっていることは一つもない

前からわかりきっているような話ばかりだ

東電が富裕企業で一等地に莫大な土地資産をもち、また東電グランドのような福利施設もたくさんあるが、それが全部電気の原価にされているから、そんなものをやめさせて電気料金を下げろと昨年の時点で言ったマスコミがどこにあるのか?

おそらくガス会社だって同じはずだが、東京ガスも同じように値上げを認めるなとか、原価の中に福利厚生費をやめろと今言ったら、来週からテレビに出なくていいといわれるのがコメンテーターと言う業種だ

さて、大阪府の橋下知事が、府知事の候補の人選などで困っているようだ

松井とかいう維新の会の幹事長の方になるそうだが、プロフィールを見る限りあまりに小粒だ

http://www.gogo-ichiro.com/prof.html

私自身は大阪府と大阪市の合併には賛成だし、そのために選挙に出たいと昔は思ったこともあったくらいだ

今は借金まみれなので、無理だが、誘われたら心がゆらぐくらいのことはあるだろう

で、橋下氏の対立候補とされる現職の市長は、彼をファッショ呼ばわりしている

さすがに橋下はヒトラーだとまでは言わないのが、政治家らしいバランス感覚だが、ときにそういう批判をする人がいる

私自身は、ヒトラーに関しては誤解していたところがあった

今の、日本の反動右翼と違って、最初から戦争をやろうという形で出てきたのではない

どちらかというと貧しいものの味方だったし、世界でいちばん成功したケインジアンと言われるほど、公共政策を通じて、ドイツの景気を急速に回復させた

このあたりは「ヒトラーの経済政策」という本に詳しいが、悪いことをした人のいい面をまったく認めないというのは認知的成熟度がとても低い話だ

橋下氏はむしろ新自由主義の権化のような人だから、ヒトラーとはむしろ対極と言えるかもしれない

私が橋下氏について気になるのは、彼の言動以上に、大阪のマスコミや有権者のあり方だ

大阪制作の報道番組などでは、橋下氏の批判をすると抗議の電話などが殺到して、結果的にそのコメンテーターがおろされるという話をきいたことがある

ヒトラーについては秘密警察による反対者抹殺ばかりが問題にされるが、宣伝省を作って、熱烈な信奉者が批判者を許さない心理にもっていったほうがはるかに影響力が大きかったようだ

この両者について似ている点があるとしたら、むしろ支持者の心理なのではないかとふと思ってしまうのだ