早実の学生さんから、早実はスポーツ推薦の子もしっかり勉強しているというメッセージをいただいた。素直に信じることにしたい。

一方で、こんなメッセージもいただいている。

私は斉藤祐樹さんと同じ、教育学部社会学科に所属しております。
マスコミは彼を文武両道みたいに持ち上げていますが、実際、授業もゼミもほとんど出席していません。単位が取れるはずないのですが、特別処置されているようです。
入団が決まる前は「将来は教師かプロ野球選手か?」なんて言われていましたが、そんな報道を見るたび失笑でした。教職免許を何だと思っているのか・・
ちなみに早稲田の教育学部は、スポーツ科学部についでAO入試やスポーツ推薦枠が多い場所です。生徒も教授も非常に質が悪いです。(自分も含め・・・。)
経済の授業を取っているのに円高円安の仕組みすら分からない人も結構います。
(以上は引用)

確かに斉藤氏については、高校くらいまではまじめだったのに、大学に入ってからは芸能人と浮名を流しているなどと評判が悪いのも聞いている。

別のスポーツ推薦の経験者の方からは、こんなメッセージ

高校生の時に、学校や地域社会でチヤホヤされ、地方新聞にでも写真入りで掲載されると、有頂天になり、冷静な判断出来なくなりますから。
子供の判断力なんてこんなものです。だからこそ、大人が自分達の為に利用しようとするのかも知れませんが。
スポーツ大会で優勝すれば新聞に載り、自治体の首長の激励を受けたりしますが、東大に入っても同じようには扱われません。
(以上は引用)

この言葉は重い。

実際、早実の子の純真なメッセージをみても、やはり利用する大人が悪いのだろうとは思う。

私だって、自治体の首長と話ができるレベルになったのは30代の後半からだ。それでも、かなり早いほうだと思う。

いっぽうで、「キムタクさんと 一緒になって受験エリートに裏拳をくらわしつつ、この世の正義をしめす映画つくったのがいいと思いますです。bakaukeします」などというメッセージもいただいた。

私は映画を道楽で作っているわけではない。(道楽だと思われているようだが)客が入らなかっただけで、『受験のシンデレラ』にしても、地方の人や貧しい人に希望を与えて、勉強する気になってほしいと思って作ったし、いつまでも普及しない緩和医療の啓蒙をしたかったから作ったのだ。

確かに、映画は興行である。この映画がいくら海外で賞をとっても、客が入らないと、次の誘いがほとんどない。だから、bakaukeしたいとは思っている。

でも、魂を売るようなことはしたくない(作りたい映画を作らせてくれるならパチンコ屋さんにスポンサーになってもらうようなことはあるかもしれないが)。キムタクが受験エリートをたたくのめす映画は確かに客が入るだろうが、子供たちは余計に勉強しなくなる。

日本はアジアで最低の学力になっていることを忘れてもらっては困る。

テレビ局は、それでも学力低下に加担を続けるだろう。中国や韓国の会社が日本の企業を買いあさっても、スポンサーの意向には逆らわないだろう。そして、彼らがスポンサーになって、「勉強する人間はダサい」というようなドラマやバラエティを流し続ける。どこの植民地でも同じように、金持ちは、宗主国(と言っていいだろう)の人間にすり寄り、自国民を捨てたり、バカにしたりする。そして、自分たちの小学校から大学までつながった学校を卒業した息子たちの世襲と引き換えに、中国や韓国のスポンサーと一緒に、東大はバカばかりと流し続ける。

このストーリーが絵空事だろうか?少なくとも、北朝鮮が日本に核を落とす確率より高い気がするが。

今、『なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか』という本を読んでいる。

韓国のほうが、政府が国民のことを考えているのは確かだし、民主党の「政治とカネ」の問題の病理は、小沢氏のしょぼい記載漏れなどより、パチンコ屋の金にまみれていることもよくわかった。