朝、中川さんの辞任の映像を観ていて、急にまずいと感じた。

目のうるみ方ややつれ方、強い眠気などは、うつの症状である可能性は小さくない。

うつ病のときは、苦しさのために酒量が増えることが多いが、これが大変危険な徴候だとわが国の自殺の権威の高橋祥友先生も論じている。新井将敬という政治家も、まったくこの形で死にいたった。

この人が今お酒を止められないのは、うつの苦しさを紛らわせるためかもしれないが、うつのときはストップがききにくい。これが今回のトラブルのもとになったのではないか?

彼はお父さんも自殺されている。

しかし、うつはかなり生物学的な病気で、遺伝的に親がうつだったり、自殺しているときに、子供のリスクは意外に大きい。もちろん自殺のリスクも大きい。

親が政治家なのに東大に入るようなまじめな性格もうつ病のリスクだ。

うつの可能性があるかどうか、精神科医のコンサルテーションを早急に受けて、必要ならすぐに入院させるべきだ。

安倍前総理のときも問題になったし、今の麻生さんも多少危険だと私は考えているが、官邸や政治家のメンタルヘルスのシステムがアメリカなどと比べて悪すぎる。

もちろん、自殺というのが最悪の結果だが、うつになると悲観的になるし、判断力も視野狭窄がおきやすくなって低下する。

国家にとって損失だから、内閣用のメンタルヘルスシステムだけは早急に作るべきだ。