2015年SGT第7戦 オートポリス 決勝 | レーシングドライバー☆ワダQ

2015年SGT第7戦 オートポリス 決勝



決勝日のご報告です。



朝のフリー走行も昨日からのアンダーステア傾向は克服できず

チーム2台とも順位はワースト…





ここで私は既にタイヤ無交換作戦を見据えていました。








決勝スタートは和田が担当します。





スタート直後前の30号車NetMove GT-Rを交わしますが、

次のメインストレートであっさりか抜き返されます。


正直、ストレートも遅い…こうなると我慢のレースです。


とにかくタイヤをいたわり亀さん走行でタイヤを痛めず、

出来るだけ良いラップを刻めるよう慎重なドライビングを続けます。



4周目にはPACIFICマクラ―レンを交わしながら順位を上げますが、

後方から追い上げてきた86に追い立てられます。

ほぼ3ラップ押さえ込みますが、あまりにペースが違うので

申し訳ないと思いポジションを譲ることに。



その後、雨がポツポツと降り出しました。

コーナーごとに濡れる路面を確認しながらペースを維持して走ります。




中盤以降は濡れているのにもかかわらず、ペースはUPしていく状況に

タイヤは無交換でいけると確信しました。

後はピットでタイヤの残量を確認してOKなら

タイヤ無交換作戦は完結できる!




38ラップ目まで引っ張ってピットイン。

タイヤはまだまだいける状況で無交換のまま城内選手にスイッチ。


ポジションは17位。

ここからハーフウェットの路面と格闘しながら安定したラップを刻みます。



と、ここでありえない大会組織委員会からの連絡が!

「500のマシンを弾き飛ばした件でドライビングスルーペナルティーを科せる。」


城内選手からは「俺、当たってねーよ!」と無線の声。

当然、私もそのような接触は全く無くチームは困惑します。


即座にコントロールタワーに抗議しましたが、大会組織委員会は受け入れず。


城内選手も私もそのような事は一切していないので、

ピットには入らず抗議を続行します。


結局、3ラップペナルティーを受けずに走行を続けたとして黒旗提示されてしまい、

ピットに戻り失格となりました。




渋々ピットに戻る城内選手…

全く意味の分からない判定に私と黒田監督はコントロールタワー4階に駆け込みます。

そこで、接触するビデオを見せてもらいました。


そのビデオを見たら…何と…50号車のSLSがGT500・100号車レイブリックを

最終コーナーで弾き飛ばしたシーンが…


22号車のSLSではなく、50号車の見間違いだったのです!!


確かに光の具合で白いSLSがシルバーっぽく見える事もありましたが、

違う角度からの画像をみたら明らかに白いSLSの50号車です。


その後、大会組織委員会の対応は一変し平謝り。

あろう事か誤審だったのです!


結局、誤審のお詫び状の提出と失格が取り消されました。

また、大会組織委員長に対し、罰金10万円が科されました。




我がチームとしては、タイヤ無交換作戦がほぼ上手くいきかけていただけに、

コース上に残り最後までレースを続けたかった。

自分達のレースを途中で断念せざるを得なかったことは非常に残念です。


どのチームもそうだと思いますが、

私達は毎戦毎戦、必死の思いで今の状況の中で最善を尽くしてレースをしています。


今後この様なことが起こりません様に切に願います。


応援して下さってる皆様には、

この様な結果になり大変申し訳なく思っております。

この悔しい思いを晴らすべく、

最終戦茂木では気持ちを切り替えて頑張りますので、

引き続き応援宜しくお願い致します。