イン・ザ・カット
監督:ジェーン・カンピオン
出演:メグ・ライアン、マーク・ラファロ、
    ケヴィン・ベーコン
(2003年/米/119分)

メグ様、一体どこまで行ってしまわれたのでしょう。。。

おいたわしや・・・。


久々に「えっらいもんを見てしまった」感に苛まれています。・・・良くない方の意味で。

おおざっぱ過ぎる構成と、ちとお下品なセリフとか…とても官能的とはいえないかなぁ。

ちょっとひきました(笑)


人との関わりを避け、腹違いの妹と寄り添うようにして生きてきたフラニー(メグ・ライアン)。近所で殺人事件が起き、事件当日図らずも被害者とおなじ店に居たことから巻き込まれてしまう。

事件を担当する刑事マロイ(マーク・ラファロ)に疑いを持つフラニー。マロイもハッキリしない態度でフラニーに疑いを持っている事を匂わす。

フラニーを取り巻く性と殺人の入り交じった人間関係が描かれたサスペンス(?)。

出始めは庭とか花嵐とか美しい展開を期待したのですが。

意外性という点ではメグ・ライアン頑張ったのでしょう。ラブコメの女王からの脱皮。

所々出てくる美しい詩(けど関連を見いだせなかった。。。)で綴られるストーリーならよかったのにね。

そんな中でぐっときたのは妹との強い絆。

叶わない恋に狂う妹を勇気づけるフラニー。また暴漢に襲われた姉を気遣う妹。

ラスト近くではフラニーの妹に対する強い愛情が強く感じられ、その辺は涙目になっちゃった。

                 イン・ザ・カット  

フラニーの回想(妄想?)シーンで両親の出会いからプロポーズまでがよく出てくるのですが、モノクロでくるくるとスケートをしていて可愛い。(まあ後半はグロイ想像になってしまうのですけども)

所々気になるシーンがあったのでとりあえず最後まで(笑)見ることができました。

犯人がラスト近くまでわからなかったのでそれなりにドキドキはします。

始めはフラニー役をニコール・キッドマンが演じる事になっていたそう。

・・・やらなくてよかったね。(ん~、ニコールのナイスバディが見られるのならばそれはそれでいいのか?)

結局制作という形で携わっているようです。


人それぞれだとは思いますが、私は好みでない映画でした。

美しい姉妹愛(?)は良かったですけど!

メグ・ライアン、次はラブコメディでも見よう(笑)