司会は原稿を読む事だけが仕事じゃない。 | MCワカのしれっと徒然。

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2022年4月から1年間の海外移住なう




先日、ブログをUPしたら、
奈良の知人の方からツイッターで
こんな風に 呟いてもらってた。
(気づくの遅いよ、私)

実はこういう風に取り上げて
いただけることが一番嬉しい。

「MC」って言葉はもう市民権を
得ているかもしれないけれど
どういう意味かご存知でしょうか?

Master of Ceremonies
セレモニーのマスター(主人)

式典や番組の【進行役】を指し、
「喋り」よりも「進行」が
主な仕事となります。

テレビ番組などでは、

ディレクター、タイムキーパー、

プロデューサーなども含め
制作サイドがしっかりしているので
MCがやることは「喋り」がメインに
なることも多いし、
「原稿を読む司会者」
(たとえば年末が近くなってくると
特番で女優さんが司会したり…)
という場合でも、フォローが出来る。

見ていてたどたどしくも見えますが
求められているのは「華やかさ」や
「話題性」であって、進行能力が
メインでないので成り立ちます。

しかし番組の流れを把握し、
進行役をつとめるという「MC」本来の
役割も大事なので、一定の研修を

受けた局アナを使ったり、

仕切れるタレントは重宝されます。
        
ただ。

一般のイベントで、上記のように
「司会」がクローズアップされることは
あまりないのが現状です。

よくも悪くも当たり前に進行し、
何事もなく終えるのが仕事なので
「普通だった」場合は評価の対象に
なりづらいためです。

でも実は司会者のもつ進行能力や
盛り上げ能力によってイベント全体の
雰囲気も簡単に左右出来ちゃう。

そのことに気づいている人は

あまり多くありません。
(自分でイベントを主催したり

プロの司会を使ったことのある人は

分かるかもしれませんが)


さらには緊急事態の時に真価が
問われたりもします。

かつて、鈴鹿サーキットでイベント中
震度4の地震が起きたことがありました。
その時に現場責任者の方に
場内アナウンスを促され、対応した事が
あるのですが、かなり緊張したのを
今でも覚えています。

レースアナウンサーは
普段からレースアクシデントによる
赤旗中断対応などがあるので、
現場把握と不安を煽らない放送について
訓練をしています。
(私の場合は、幸田サーキットで実況の
ノウハウを学んだのですが、最初は
失敗ばかりでした。場数を踏んだから
出来るようになった事が多いです)

だから、初めて行く会場では
非常口と避難経路をチェックします。

緊急の時しかアナウンスはしないけど
もしもの時に、適切に誘導が出来るよう
準備はしているのです。

もちろん想定外のことも起きますが

それでも「プロ」の司会者なら

予想外の出来事に対応出来て

当たりまえ、で。


急に順番を変えたり、時間調整を

するなんてことはザラなんです。


何もないのが当たり前。
何かあっても「普通」に終われるように。


でも残念なことに司会者がグダグタだと

すごい目立っちゃうんです。


出来が悪いとすぐに文句を言われ、

ちゃんと出来ても気づかれない。

ドМじゃないと出来ないかも(笑)


でもそれが司会の面白さでも

あります。


ダンスパフォーマンスの前説をやってる私。

「へいへいへいへーいへい!」

楽しそう。

(※写真 KOZOさん)


ちなみに、自分自身お芝居や大道芸を見るのも

大好きなので、前説面白かったです。

もらった原稿にないアドリブも数ヶ所入れて

みました。


そうそう。

私、お芝居やってたんですよ、昔。

自主映画撮ったり。

だから、ぶっつけ本番で超緊張したけれど

大瀧冬佳さんのパフォーマンス中の

ナレーションも楽しかったです。

(もう少しつき詰めたかったな~、残念)

司会とはちょっと違う緊張感もありました。

ありがとうございました。


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webmaster@w-waka.com

まで。