ここ数年は基本的にあまり新店には、すぐ飛びつかなくなりましたが今回は久々に新店に割と早めに行ってきました。
2017年4月オープンの「中華蕎麦 時雨」へ。
訪問したのはオープン2日目だったと思います。
なぜそんなに気になったのかというと、こちらはラーメン界のレジェンド 中華そば 多賀野出身。
都内を代表する名店の出身、これは気にならないわけがない!
11:25頃の到着で店内2で空いていました。
まだオープンして間もないので関係者からの祝花が店頭に飾られていました。
その中から多賀野の花を発見。
後から調べて知ったのですが、多賀野にいたのは約7年前のことのようです。
他には日の出らーめんなどで経験があるようで、多賀野と日の出らーめん?結構異端な感じがします。
店内は小奇麗で清潔感あります。
席ごとにこのように盆と箸、レンゲがセットされています。
グラスもオシャレで凝っていて、普通にオシャレと思えばいいんでしょうが、なんかここまでしっかりしていると逆に個人店ではなく資本系なのかな?とか思ってしまいました。
真相は謎です。
初なので中華蕎麦しか考えていなかったので中華蕎麦(780円)を。
中華蕎麦(780円)
まず第一印象を言うと、多くの方が感じるんではないでしょうか。
ネギがめちゃくちゃ多い。
スープは鶏、魚介、乾物を合わせた無化調の醤油清湯。
醤油は生醤油を主に4種類を使用しているそうですが、生醤油のバーンとしたインパクトの味ではなく、クッキリとはしながらも優しい味わい。
もちろん美味しいとは思いましたが、印象に残るくらいの仕上がりかというとちょっと難しいところ。
修行先の多賀野と比べてしまうのは、あまりにも酷な気もしますが、多賀野のスープも決してインパクト勝負のスープではない、それなのに印象に残るうまさがあるんですよね。
ここはもうメンタルな部分もある気もしますが、逆に「次に来たいか」という重要な点にもなるかなと。
あとはやはりネギが多すぎて、後半になってネギの味が結構スープに移りすぎてしまってもったいないように感じました。
麺は自家製の少し平打ち気味の中細ストレート麺。
滑らかな麺肌でスルスルと啜れる美味しい麺。
提供前に七輪で炙られたチャーシューや野菜を鶏肉で巻いたものの2種類、手が込んでいて右に倣えのように低温チャーシューの豚と鶏ばかりの店ばかりなんで、これは結構好印象でした。
スープも麺も美味しいけど、もっと突出するには何かが足りないという印象。
時雨のラーメンを食べながら思っていたのは、「久々に多賀野に行きたいなあ」ということ。
偉大な師匠をもつのも良し悪しだなと感じました。
ごちそうさまでした。
得点:中華蕎麦 79点