必要なもの、そして欲しいものは必ず巡ってくる | 気分良く前向きに生きよう & テクニカルを楽しむ

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日常感じた心の世界に通じることや脳の働きに関することを書きながら、PCや携帯やプログラミングなどの技術的なことなども書いていこうと思います。

よく、ドラマや漫画の世界では、
- 貧乏だけれど何かの分野に関して天性の素質を持った子供や若者がいて、
- お金がないために世の中の表舞台に立つことができなかったけれども、
- 夢をあきらめないで河原や空き地で練習したりしていたら、
- ある日それがスカウトなどの目に止まって、
- その子が表舞台に立つのに必要なお金や環境がすべて与えられて、
- そしてその才能が日の目を見る・・・
という話があります。

そんなのフィクションの世界だけの話だ、と思われる方も少なくないと思います。
確かに、ドラマなどでの話は「出来すぎている」感じがあるのは否めないと思います。
しかし、そういうことは少なからず現実に起きる可能性を持っているのではないかと思います。

以前紹介した「そうじ力」の本に、こんなエピソードが書かれていました。


ずいぶん昔の話なのだそうですが、筆者にも生活が楽ではない時代があったそうで、そんな中、TVがない状態になってしまったそうです。
それで奥さんに「TVはすぐに買おう」と言ったのですが、「いいや、生活が苦しいんだから、まずは生きていく上で必要なものから買うべきよ。TVはなくても死なないでしょう?それに、本当にそれが必要なものなら、必ず私たちのところに巡ってくるはずよ」と言われ、TVの購入を許してもらえなかったそうです。
ところが、その数日後、引越しの手伝いのバイトかなにかをしにいったら、なんとそのお客さんがTVが不要になったので始末しようとしていたのだそうです。
それで筆者は、そのTVを無料で引き取ることができたのだそうです。

その話は、「必要なものは必ず与えられるから、使っていないものがあったら、ウジウジ悩んでいないでスッパリ捨てなさい。そうすれば気分まですっきりしますよ」ということを言うために紹介されていたのですが、これも一つの「必要なものは与えられる」例だと思います。


自分も、過去に幾度となくそのような経験をしました。
例えば、スカイラインGT-R(BNR-32)という車もそうだったと思っています。
その車は、幼稚園時代からスカイラインが大好きだった自分にとっては、理想を絵にかいたような車でした。しかし、当時その車は車両価格だけで400万以上もして、安月給で都内に一人暮らしをしていた自分にとっては全く手が出ませんでした。スカイラインGT-Rはおろか、そもそも車を置くための駐車場代さえも賄えない生活をしていたのです。
しかし、8年くらいずっと「自分の足で一度アクセルを踏むだけでいいから、乗ってみたい」とずっと思っていました。
また、思うだけでなく、10年落ちくらいの安いスカイラインをやっとの思いで手に入れて、毎週のように峠やジムカーナで練習したり、できるだけ自分で整備できるように、いろいろいじって勉強していました。
手元にはいるわずかな給料を、ほとんどすべて車のためにかけて、職場でも自分の車好き(というより車バカ)は有名になっていました。
そして、それからさらに何年か経ったある日、同じ職場にスカイラインGT-Rを所有している人がいて、その人が別の車に乗り換えようとしているという情報を聞き入れました
2度とないチャンスとばかりにその方に話をうかがいに行くと、「ディーラーの下取り価格と同じでいいなら、譲ってもいいよ」と言われました。
それで、自分は工面できるありったけのお金をかき集め、それでも足りない分はローンを組んで、ついにその車を自分のものにしたのでした。

おそらく、もしも途中であきらめていたら、そのスカイラインから乗り換えようとしている人の情報を知ることもなかったでしょうし、当然その車をゆずってもらうこともなかったでしょう。


よく考えてみると、ずっと諦めなかったこと・少しずつでも手に入れる努力を怠らなかったものは、巡り巡って自分のところに与えられたように思います。
もちろん、途中で諦めてしまって、手に入らなかったものもたくさんありますが。


これも、スピリチュアルな世界では「この世の大原則」と言われる引き寄せの法則に類するものなのかもしれません。

ただ困ったことに、それが必要であっても、大抵すぐには巡ってこないでタイムラグがある場合がほとんどなので、その間意思を強く持って諦めたり投げ出したりしないことが重要になると思います。
その欲しいものが、手に入れるのが難しいものであればあるほど、諦めさせようとする力も大きく働くものだと思うので、さらに強い意志が必要になると思います。

どんなに遠く感じても諦めない
たとえ成果が見えなくても、努力を怠らない

その2つを忘れなければ、欲しいものは必ず自分自身のところに巡ってくる、そう思います。