サイレントヒル メモリーオブアレッサ 製作その2 | ボトラキチのブログ

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アレッサの基本工作が終わり、サフ吹きまでしました。

11)パーツ同士の擦り合わせ方法をご紹介します。パーツの片側の合わせ面をペーパー掛けして滑らかにします。そこにガンダムマーカー(水性ペンでも可)を塗って相手部品に押し付けます。すると接触している部分にインクが移ります。

12)インクが移る=先アタリしている この部分を彫刻刀やリューターで削り落とします。そうしたら再度相手部品を押し当てると、少しだけ広範囲にインクが移ります。これを同様に削って何回か繰り返すと、溶きパテの部分が減って行きます。7〜8割にインクが分散してきたら隙間はほとんどなくなって来るはずです。

13)パーツ同士を合わせて隙間がなくなればすり合わせ完了です。パテ埋めだけだとどうしても寸法が+になってしまうので、自分はこの擦り合わせをやってから最後に足りない部分にパテを充填するようにしています。

14)頭部の髪は気泡を埋めてから、髪の筋を1本1本三角ヤスリや目立てヤスリで削って行きます。どうしても複製の段階でシリコンが割れて埋まっているモールドがあるのでこの作業は不可欠です。この作業をどこまでがんばるかで完成度が違ってくるので頑張ります。

15)細かな部分の整形を行います。ナイフを持つ右手の指を1本ずつ彫り込んで際をシャープにします。キットのナイフは短剣のような形状なので、ヤスリで削って片刃のナイフ形状に整えて刃先も尖らします。

16)左手はリストバンドと腕時計の際をPカッターで彫り込んでシャープにします。時計部分は円形市販パーツに置き換えます。アレッサの場合は時計は奇麗に見える必要がないので透明パーツは使いませんでした。

17)最後に仮組みしてバランスを確認。腰を落としたポーズで力の入るであろう臀部をパテでボリュームアップ、同時に上着との段差も少なくしました。この辺りは完全に好みの問題なのでやらなくても良いとは思います。パテ盛りする際にはオリジナルパーツのシワ形状が繋がる様に注意して、表面は違和感が出ない様にモールドを荒らします。

18)真鍮線で仮組み、全身をチェックします。独特のアンバランスな姿勢が見事に表現されており、色を塗る前から完成した色のイメージが見えてくるような素晴らしい造形です。細かな傷部分も本当にゲームCGが反映されています。単純に凄い造形という範疇ではなく、作者の方のサイレントヒルに対する想い入れが造形から伝わって来ます。

さ〜て、塗るのが楽しみです!