プレジデント本間…出陣…by拳太郎 | 東京・港区(赤坂・六本木エリア)の格闘技ジム【ヨハンボススポーツスクール】(ボスジムジャパン)オフィシャルブログ

プレジデント本間…出陣…by拳太郎


6月25日…

@新宿FACE…

軽く雨の降る今日、プレジデント本間の戦いが新宿歌舞伎町ど真ん中、新宿FACEで行われた…

この日、同場所ではプロ興行J-FIGHT&GIRLSがあり、その興行の中でアマチュアの選抜されし猛者の戦いも行われた。

アマチュアの試合とはいえこの戦いは公募はしておらず、運営側に選ばれし拳法家たち…


つまり猛者の集まりだ。

今軽量級最強と言われる那須川天心のteamTEPPENなど、名だたるジムがある中ボスジム・プレジデント本間も選ばれた。

プレジデント本間は前回の試合で強靭な肉体とボスジムの高等テクニックを使い、見事勝利し、運営側に目をつけられ今回プロ興行の中の試合に選抜された。

この日、セコンドには私、世紀末救世主こと北斗拳太郎と、プレジデント本間の相棒・久我山のブラックタイガーこと秦祐太が集まった。

会場入りし第三試合ということで早速準備を始めた。

プレジデント本間が着替えると周りはざわついた…

ディズニー映画のヘラクレスの様な筋骨隆々な身体…!

周り『此奴何者だ…!?アマチュアの選手か…!?!?ビルダー!?!?!?』

厳しい鍛錬の中で鍛え上げられたからだは周囲の者を驚かせた…

それはそうだプレジデント本間は自分と鍛錬を積んでいる。
北斗の鍛錬は並のレベルではない。
元サッカー部で走りこみの日々を経験した若手も一緒にラントレを行うと、ついて行くことができない程過酷である。

プレジデント本間はその鍛錬を共に行ってきた。

そしてスパーリングも一緒に行ってきた。

並の選手に現役のキック三冠王者とスパーができるか…!?

ましてやプレジデント本間は44歳…
並の選手、いや40代でこんなことができるだろうか…!?!?

否!!!

できるはずがない。

そんな鍛錬を積んだプレジデント本間に今日の戦い恐れるものはなかった…

北斗「あとはやるだけ…

うむ…」

そう思いゆっくり準備をし、リングチェックを行った。

リングチェックでは恒例の勝った時の練習を行った。

勝った時の練習とは…
北斗がいつもやっておる試合前のルーティンワークの一つ。

リングチェックでその日のリングの滑り具合、ロープの張り具合を確認し、シャドーや対人のマススパーを行う選手が多い。

自分は

『試合前に自分のコンディションを、事前に相手に晒す必要があるか?
ましてや、こんな選手が集まっていて狭い中で動いてもしょうがない』

と考えているため、リングチェックでは勝った後の練習をする。

KO後の振る舞いやコーナートップからの観客へのアピールなど勝つことのイメージを行う。

プレジデント本間も試合5戦目。

緊張もあまりなく、一緒に勝った後のイメトレをする。

しかし!

この後、アクシデントが起きた…!!!!

リングチェック後、控え室に戻る。

北斗「準備をしよう…

アップできるよう、グロービングを…」

本間「…あれ?


ないぞ…


ない…!!


えっ…!?


嘘だ…


持ってきてたよな…」


プレジデント本間が騒ぎ始める。

北斗『んっ…?

どうした…??』

本間「ない!!!
 

バンテージがない!!!!!!

北斗「えっ…!?」

秦「なんだってーーーー!!!」

本間「朝袋に入れて、持ってきていたはず…


もしかしてタクシーにおき忘れた…!!!」

プレジデント本間は片手のみ持ってきたのだが、片方をタクシーに忘れてきた。

痛恨のミス…

北斗『バンテージ無しで行くしかないのか!?

否。

ルールでバンテージは着用とのルールがあったはず…』

とりあえずプレジデント本間が焦っていたので、自分だけは落ち着こうと思い

「本間拳法家よ、片手のみで倒せる…

寧ろハンデ…

丁度いいじゃないか…」

と声をかけたがルールで着用しないといけないことを知っていたため焦った。

北斗『最悪手首とナックルにテーピングを巻いて行くしかないか…??』

試合まで後30分。

時は迫る…

北斗『どうする…?

イサミ新宿店はまだ開店前…

ドンキホーテにバンテージあったか…??』

~続く~