「人間は、
土と離れて暮らすことはできませんよ。」
(霧ヶ峰。)
今から20年くらい前に
長野県で山仕事のアルバイトをしていて。
観光で訪れていた、
60代の男性から聞いた言葉です。
なんでも、定年まで東京で働き、
退職後に故郷の長野へ帰って来たんだとか。
今は畑仕事をしながら、
毎日自然に寄り添って暮らしている
とのことでした。
(マツムシソウ。)
当時の自分は大学生で、
正直、あまりピンと来なかったのですが。
(ジャガイモの芽が出た。)
最近、野菜づくりをはじめて、
なんとなく、
あの言葉はこういう意味だったのか…、と
思うようになりました。
季節や天気を気にしながら
自分で野菜を育て、自分で料理して食べる。
上手く言語化できませんが、
大切なことだと感じています。
(万願寺とうがらしと、)
都会はいろいろ便利だけど、
仕事にしてもプライベートにしても、
スピードが速すぎて。
もう少し、ゆっくり生きたいんだよなぁ。
土をいじりはじめたのは、
無意識に、
自分を自然のリズムに合わせたいと
思ったからかもしれません。
(ミニトマト。)
ま、忙しく過ごす日々に、
飽きているだけかもしれませんが(笑。