スピーチとプレゼンのちがい | 社長のスピーチコーチ 森 裕喜子のプライベートブログ

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経営者やトップアスリートのスピーチコーチ、森裕喜子が日々のプライベートな出来事などを綴ります。(2021年8月よりプライベート版に改定)

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スピーチとプレゼンテーション、いずれも人前で言葉を使って話すこと。

ですが、ちょっとした「ちがい」があります。
知っておくと、一層本番に取り組みやすくなりますね。

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ちがいを一言でいうと、

*スピーチは、話し手の言葉やメッセージが中心
*プレゼンは、話し手をサポートするツールがある


>スピーチ

「スピーチする」とは、言葉を介して「想いや考えを相手に届けること」です。

普段、何気なく話している言葉ですが、
その延長で行うだけでは、伝わらないでしょう。

まず必要なことは、
「スピーチでは、言葉を大切にしよう」 
と思って挑む。
これだけでも、随分と伝わり方がちがいます。

例えば「おはようございます」のご挨拶。
挨拶ですから、相手を見たら不意に出る言葉です。

でも、スピーチの冒頭で発するなら、言葉の意味を感じてみてください。

例えば  ”お早いですね、今日もいい日ですね、お会いできてうれしいですね”
こんな意味合いがあるのではないでしょうか。


>ただ発するだけの  「おはようございます」

>気持ちを込めて相手に発する  「おはようございます」


ちがうはずです。

いつも使う言葉でも、敢えて大切にする、気持ちを込める。
それだけで、
こちらの気持ちもイキイキしますし、
聞き手への伝わり方もちがいます。

ひとつひとつの言葉、発する全ての言葉を大切にて、
言葉に「重み」があるスピーチを、ぜひ。


>プレゼン、プレゼンテーション

スピーチが「想い」を伝えるものだとすると、
プレゼンは「情報」を伝える目的があります。

多くの情報をわかりやすく伝えるために、
「スライド資料」や「動画」など、様々なツールを活用できますね。

話すのが苦手だなあ・・・とお感じになる場合でも、
ツールをうまく活用することで話しやすくなり、聞き手も納得する話ができます。

心強い助っ人のツールですが、
頼りすぎにはお気をつけてください。

さもないと、
ツールが主役になってしまい、
話し手=プレゼンターはただの説明係になってしまいます。

特にトップリーダーがプレゼンされるなら、
トップが話す意味がないといけません。
ツールは補助、メインは話し手!
どうぞお忘れなく。


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スピーチとプレゼンの「ちがい」の一つを書いてみましたが、
人前で話す際に大切なことは共通です。

「私はこれをどうしても伝えたい!」
想いの強さです。

話す行為に囚われて、想いを置き去りにされないよう、
ご注意くださいませ。


本日もお読みいただき、ありがとうございました。


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森 裕喜子