スピーチとプレゼンテーション、いずれも人前で言葉を使って話すこと。
知っておくと、一層本番に取り組みやすくなりますね。
ちがいを一言でいうと、
*スピーチは、話し手の言葉やメッセージが中心
*プレゼンは、話し手をサポートするツールがある
>スピーチ
「スピーチする」とは、言葉を介して「想いや考えを相手に届けること」です。
普段、何気なく話している言葉ですが、
その延長で行うだけでは、伝わらないでしょう。
まず必要なことは、
「スピーチでは、言葉を大切にしよう」
と思って挑む。
これだけでも、随分と伝わり方がちがいます。
例えば「おはようございます」のご挨拶。
挨拶ですから、相手を見たら不意に出る言葉です。
でも、スピーチの冒頭で発するなら、言葉の意味を感じてみてください。
例えば ”お早いですね、今日もいい日ですね、お会いできてうれしいですね”
こんな意味合いがあるのではないでしょうか。
>ただ発するだけの 「おはようございます」
>気持ちを込めて相手に発する 「おはようございます」
ちがうはずです。
いつも使う言葉でも、敢えて大切にする、気持ちを込める。
それだけで、
こちらの気持ちもイキイキしますし、
聞き手への伝わり方もちがいます。
ひとつひとつの言葉、発する全ての言葉を大切にて、
言葉に「重み」があるスピーチを、ぜひ。
>プレゼン、プレゼンテーション
スピーチが「想い」を伝えるものだとすると、
プレゼンは「情報」を伝える目的があります。
多くの情報をわかりやすく伝えるために、
「スライド資料」や「動画」など、様々なツールを活用できますね。
話すのが苦手だなあ・・・とお感じになる場合でも、
ツールをうまく活用することで話しやすくなり、聞き手も納得する話ができます。
心強い助っ人のツールですが、
頼りすぎにはお気をつけてください。
さもないと、
ツールが主役になってしまい、
話し手=プレゼンターはただの説明係になってしまいます。
特にトップリーダーがプレゼンされるなら、
トップが話す意味がないといけません。
ツールは補助、メインは話し手!
どうぞお忘れなく。
====
スピーチとプレゼンの「ちがい」の一つを書いてみましたが、
人前で話す際に大切なことは共通です。
「私はこれをどうしても伝えたい!」
想いの強さです。
話す行為に囚われて、想いを置き去りにされないよう、
ご注意くださいませ。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
<お知らせ>
森 裕喜子